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循環型都市に住むミミズの「ワームホテル」

オランダ・アムステルダムでは、有機性資源を循環させるためのコミュニティ・コンポスト「ワームホテル」が設置されている。耐久性のあるエコ素材でつくられており、一軒あたり数kgのミミズが暮らしている。そこに住民が生ごみを持ち込み、虫たちが分解し、豊富な養分を含む土に還す。土は住民たちが分け合い、肥料として活用する仕組みだ。住民への資源循環の教育機会を提供するだけでなく、地域コミュニティの形成・強化に向けた基盤になると期待される。

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IKEAシンガポールが販売する、誤字プリントのバッグ「KLAMBY」

イケア・シンガポールが販売したバッグ「KLAMBY」は、本来「www.ikea.com.sg」と書くべきところを「www.ikea.co.sg」と「m」が抜けてミスプリントされていた。しかしイケアは、あえてそれを回収・廃棄せずに「今しかない限定品」として販売を続行した。今回の判断は、シンガポール特有の事情が影響していることも考えられるが、イケアの“資源を無駄にしない”サステナブルな取り組みがユニークな形で世間に伝わった。

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ご近所同士のシェアリングサービスPeerbyが目指す、地域循環コミュニティ

近所から家庭用品を借りられるプラットフォームを提供するのは、オランダ・アムステルダムに拠点を置くスタートアップ「Peerby」。2012年の創業以来、十分に活用されていない製品が共有されるようテクノロジーを活用して促し、結果、新しい製品と資源採掘への需要を減らしてきた。安価で低品質な製品を各自が所有しても、実際にはほとんど使われていないという。高品質な製品を共有できるシェアリングエコノミーやコミュニティの創出を目指す。

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スウェーデン住民のアイデアを形にしたハイパーローカルな「1分間の都市」

スウェーデンの首都ストックホルムで始まった街づくりプロジェクト「Street Moves」。自宅近くの道をどのようにデザインしたいか、子どもも含む地域住民にワークショップでアイデアを出し合ってもらい、木でできた移動可能な模型にアイデアを反映させ、それを道に設置する。道の一区間を作り替えるだけの小さな取組みに思えるが、身近なところから構想を練ることで、市民が主体となる街づくりの推進が期待される。

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ラストワンマイルを補う日本発の電動モビリティ「LUUP」

株式会社Luupは、電動キックボードをはじめとする電動マイクロモビリティを用いた交通インフラを創出する会社だ。2020年に開始したサービス「LUUP」では、渋谷エリアを中心に自社開発の小型電動アシスト自転車を高密度に配置。自転車の貸し出し、返却は専用アプリを通して管理している。「駅からその先」の移動手段として用いるため、現在は電動キックボードなどの実証実験を行い、高齢者を含めた人々に対するサービスの提供を目指す。

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人の「得意」を発掘する。アートで人と社会をつなぐ「andand+」

株式会社andand+は、福祉施設で描かれた後に誰の目にも止まらず埋もれてしまったアートを発掘し、パターンデザインとして日常的に使うことができるようデザイナーが二次加工を施し、販売している。福祉施設ではボールペンの組み立てなどで月1万円程度の収入しか得られず、絵はあくまで就労訓練の余暇として行われている。そこで、収益が循環する仕組みをつくりつつ、アーティストの社会承認と活躍の機会を創ることを目指す。

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1500年続くエシカルな染色技術を、現代へ。京都発草木染め「京都川端商店」

約1500年の伝統技術を受け継ぎながら京都で草木染めを用いたものづくりを展開している京都川端商店の社長・川端康夫さん。「新万葉染め」のエシカルな染色技術を生かしてファッションの専門学生に日本の伝統技術とエシカルファッション、SDGsのつながりを伝承している。「新万葉染め」は、草木や虫などの自然由来の原料をそのまま利用するせん色技法で、短時間かつ少量の染料を使用し、常温でも染まる点が特徴だ。

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コロナで休業するバーのシャッターに広告を。ハイネケンの「Shutter Ads」

スペインで始まったハイネケンとクリエイティブエージェンシーのPublicis Italyと協働による“Shutter Ads”は、ロックダウンで休業中のバーのシャッターに広告を掲示し、収益をその店舗への支援に充てるという取り組み。休業期間中の小規模飲食店事業者の倒産を防ぐことを目的に、カタルーニャ州バルセロナ市内のおよそ15軒のバーにて開催し、そのアイデアはアルゼンチンにも広まっている。

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「靴を履く」をバリアフリーに。ナイキの手を使わずに履けるシューズ

ナイキが開発した「ナイキ ゴー フライイーズ」は、自分でスムーズに靴を履いたり脱いだりできない障がいを持つ人や高齢者、子どもの世話に追われる親などが手を使わずに履ける靴。日本の「靴を脱ぐ」文化から着想を得たというこの製品は、双安定性ヒンジ(ちょうつがい)とミッドソールのテンショナー(張力調整装置)によって簡単に靴を着脱できるだけでなく、安定した履き心地も保つことができる新しいアイテムだ。

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カーボンニュートラルを目指すフィンランドのホッケーチーム

フィンランドの最高峰リーグで戦うホッケークラブ「ラフティ・ペリカンズ」は、所属先のラフティ市がカーボンニュートラルの2025年達成を目指す一環で世界初のカーボンニュートラルなプロチームになることを宣言した。チームは飛行機を使わず、公共交通機関や自転車などで移動する。また、グリーンエネルギーでアリーナを操業し、アリーナ内のレストランでは地元産の素材を使った食事を、プラスチックフリーの容器に入れて観客に提供している。

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