サステナブル事業開発に必要なファシリテーションスキルを身につける1day講座
SDGs・脱炭素などをテーマに、企業や自治体、NPOなどがさまざまな事業創出を手掛ける昨今。しかし、ひとつの社会課題に取り組むと他の社会課題の観点で問題が生じたり、コストや利便性が犠牲になったりと、課題解決においてはトレードオフの問題を無視できないのが実情です。
誰も正解が分からないなか、サステナブルな未来を切り拓いていくために欠かせないのが、対話の場。たとえば組織開発や企業間の共創、まちづくりビジョンの策定など、関係する多様なステークホルダーを招き、共通の課題やテーマのもとに、時には、当たり前になっていた前提条件を外して青写真を描きながら、それぞれの視点で対話することで実現に向けた糸口が見えてきます。
そんな場には、多様な観点を引き出しながら場づくりを進めていく“ファシリテーター”の存在が必要です。「Facilitating a Sustainable Future」をコンセプトとした本講座では、サステナブルな事業づくりにおけるファシリテーターの役割についてや、発想を広げ、対話を促す「問い」の立て方などを学び、業種や部署、セクターの垣根を超えた対話によって描きたい未来を創造していくための考え方やスキルを学ぶことができます。
本プログラムでは、多様な観点を持つ方々を集め、多様な意見が生まれるような問いを投げかけて議論を加速させていくファシリテーターとしての人材づくりを目的に、1日3時間の講座を展開します。受講後は、講座で学んだことを実践する計画書を作成いただき、実践を見据えた学びや、定期的な受講者交流会をきっかけに受講者同士の横のつながり構築にもお役立ていただけます。企業の経営企画、サステナビリティ推進担当、自治体の企画事業開発、コンサルティング事業者など実務で課題を感じている方におすすめです。
加藤 佑
ハーチ株式会社 / IDEAS FOR GOOD創刊者
1985年生まれ。東京大学教育学部卒業後、株式会社リクルートエージェント(現リクルートキャリア)を経て、サステナビリティ専門メディア「Sustainable Japan」の立ち上げ、大企業向けCSRコンテンツの制作などに従事。2015年12月に Harch Inc. を創業。翌年12月、世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」を創刊。英国CMI認定サステナビリティ(CSR)プラクティショナー資格保持者。
有福 英幸
株式会社フューチャーセッションズ
大手広告会社にて、企業のブランディングやデジタルコミュニケーションに従事。デジタルクリエイティブの新しい表現に挑戦し、カンヌなど国内外の広告賞を多数受賞。またサステナブルな社会を目指すwebマガジン「ジアスニュース」を発刊、編集長として運営を手掛ける。ソーシャルイシュー、メディアの知見を活かし、より社会的なインパクトを創出すべく、2012年にフューチャーセッションズを立ち上げ、社会イノベーションの共創を促進。関心領域は、エネルギー、食。