オランダ・アムステルダムでは、有機性資源を循環させるためのコミュニティ・コンポスト「ワームホテル」が設置されている。耐久性のあるエコ素材でつくられており、一軒あたり数kgのミミズが暮らしている。そこに住民が生ごみを持ち込み、虫たちが分解し、豊富な養分を含む土に還す。土は住民たちが分け合い、肥料として活用する仕組みだ。住民への資源循環の教育機会を提供するだけでなく、地域コミュニティの形成・強化に向けた基盤になると期待される。