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英スーパーが開発する、動物の「ウェルビーイング」を測定するアプリ

イギリスの高級スーパーチェーンであるWaitroseが、農場で飼われている動物のウェルビーイングをはかるスマートフォンアプリの開発を発表。生産者が、動物たちの心理的な状態を正確に把握できるようにすることで、農場の動物福祉を改善するものだ。乳牛、子牛、豚、採卵鶏、鶏、アヒルの6種類の動物を対象に、ボディランゲージやその他の表現から、緊張や不安など動物の内面の状態にスコア付けをし、アプリ上に記録する。

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物質社会の未来を問いかける、パソコンを使ったアート作品

2名のインダストリアルデザイナーが、私たちが普段触れている素材を見つめ直し、物が生み出す「感情」に焦点を当てたパソコンをアート作品として発表。人間にとって理想的な物質社会の未来について考えてみてほしいという想いから、鉄やプラスチックではなく、氷、石炭、ラード、蜜蝋、粘土などを使って作ったパソコンアートを生み出した。産業に最適な素材は人間にも最適であるという考え方を覆すことで、日常の中にある物質への一般的な先入観を捨てることに挑戦し続けている。

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茅ヶ崎市美術館が提供する、おうちでクリックをしながら楽しむアート体験

新型コロナウイルス感染症の拡大によりステイホームが求められ、音楽や絵画などのアートに直接触れる機会が少なくなっている。神奈川県・茅ヶ崎市美術館は、期間限定プログラム「ネットで楽しむ・つくる・アート体験」をウェブサイト上で公開し、自宅で楽しめるオンラインアートに取り組んでいる。作品は「クリックでよむアニメ絵本」「クリックでつくる絵画」「クリックで奏でるオルゴール」の3つ。『価値観を変える』という美術館のミッションをオンライン上で実現に向けて挑戦している。

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教育のアクセス拡大を加速する、マダガスカル発3Dプリンター製の学校

アメリカの非営利団体「Thinking Huts」は、世界中の子どもたちが教育にアクセスできるように、3Dプリンターで学校を建てる取り組みを始めた。3Dプリンターを使うと1週間もかからずに学校を建てることができるため、学校施設が不足している国や地域にとっては特に嬉しい取り組みだ。建設業の人手不足が起こっている地域にとっても朗報。世界初となる3Dプリンター製の学校の建設は、アフリカ南東部沖に浮かぶ島国マダガスカルからスタートする。

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駐車場の空きスペースが、食品ロスを救う。関西で始まった「野菜のドライブスルー」

駐車場予約アプリの「akippa(あきっぱ)」を運営するakippa株式会社と、直売所・農園の検索サービスの「YACYBER(ヤサイバー)」が連携し、駐車場で野菜のドライブスルー販売を開始。このプロジェクトでは、キッチンカーやお弁当販売など駐車場の新しい活用方法の実証実験を行っている、全国の「akippaマルシェ」対応駐車場にて、YACYBERが野菜の直売を行う。2021年1月には兵庫県と大阪府内の3カ所の駐車場で開催。今後は首都圏や他の地域への展開も予定されている。

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地域密着の伝統技術を取り入れたファッションブランド「Ay」

明治から昭和時代にかけて日本中の女性たちに愛された「伊勢崎銘仙」は、独特な模様と発色の良さが特徴。現在、着物文化の縮小や後継者不足などを背景に銘仙業界自体が落ち込む中、アパレルブランド「Ay」は銘仙文化と向き合い、地域で育まれた伝統技術を取り入れながら、新しいエシカルファッションを模索している。

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イタリアのデザインスタジオが作成した、CO2を削減する「簡素化されたWebサイト」

イタリアのデザインスタジオ「Formafantasma」は、CO2排出量を削減するために意図的に簡素化したWebサイトを公開した。大きな画像を使わず、フォントには一般的に使われるTimes NewRomanやArialを使用。これによりコンピューターやスマートフォンにデータをダウンロードするために必要なエネルギーが少なくて済み、CO2排出量を削減している。デザインは、インターネット百科事典ウィキペディアからインスピレーションを受けているという。

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「OKIPPA」で再配達ゼロを目指す、日本発ベンチャーのYper

コロナ禍でEC利用が増えるにつれ、再配達問題も注目された。人材不足やCO2の無駄な排出を防ぐため、Yper株式会社は荷物を指定した場所に置いてもらう宅配方法「置き配」のサービスを提供している。スマートフォンアプリと連携すると、荷物が到着した時にスマホへ通知が届いたり、無料の盗難サポートが保障されていたりと、環境への影響と利便性を両立しているサービスだ。

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パイナップルのヘタをドローン部品に変えるプロジェクト

マレーシア・プトラ大学のプロジェクトチームが、パイナップルのヘタを原材料にドローン部品を開発。目的は、マレーシアのフールランガット地区の農家の収入を安定させ、農産業の全体を活性化させることだ。パイナップルのヘタは、ドローンのバッテリーやプロペラを固定する胴体の部分に使われる。合成繊維を使ったドローンに比べて、強度があり、軽く、廃棄も容易だという。廃棄物であるヘタを使用するため、材料が安価に調達できることも魅力だ。

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捨てられる光学ガラスを雑貨に変身させる「νd」

カメラやプロジェクター、望遠鏡などのレンズに使用されている光学ガラスとは、一般的な窓ガラスや食器に使われているガラスとは違い、透明度やゆがみ、内部品質などの基準が厳しく管理されているため、不純物が少なく均質で非常に透明度が高い。基準が厳しいために、見た目が美しくても製品としては採用されなかったガラスや端材などはこれまで捨てられていた。そこで、株式会社エイ・ケイ・コーポレーションが、光学部品の生産で発生する光学ガラスの廃材を使った製品を開発した。

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