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建物そのものが展示物。気候変動を学べる「マルメの海洋教育センター」

気候変動や海洋の環境問題についての学びを提供するスウェーデン・マルメの「海洋教育センター」。施設のミッションは独自に開発した海洋教育プログラムを学校や一般向けに提供することで、地域の海の生態系や環境、資源の知識や保護を促進すること。実際に海に行き、海洋生物と触れ合いながら学ぶプログラムなどもあり、マルメの海洋教育センターはただ学びの場を提供するだけではなく、建物そのものが展示物となっている。

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見えない価値に投資。本業として寄付に取り組む「コモンズ投信」

コモンズ投信は、企業の「見えない価値」に対し比重を置いて投資判断を行い、持続的な価値創造を目指す日本企業30社を厳選した投資信託「コモンズ30ファンド」を運用している。そのファンドの運用収益の一部で、社会起業家に寄付する「コモンズSEEDCap」を運営している。投資信託の会社が、なぜ寄付に本腰を入れて取り組むのか、投資と寄付についての考え方、向き合い方を伺った。

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駅の混雑度に応じて形が変わる3Dプリンター製椅子「インスタント・ラウンジ」

中国・広東省深圳の高速鉄道福田駅のプラットフォームに3Dプリンターで印刷された、一本のロープをさまざまな形に巻いて作られた椅子が展示されている。天井に吊るされた移動可能な3Dプリンターを使って、誰かが欲しいと思った時に欲しい場所に印刷できる。駅が混み合って椅子を設置するスペースがないときはロープを格納し、また新しいデザインの椅子を印刷するように設計されている。

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パリ市長、職場も買い物にも「15分でいける街」計画を発表

世界有数の経済都市パリの人口は、中心部で200万人を超え、自動車に起因する大気汚染で年間3,000人が健康被害を受けている。そこでアンヌ・イダルゴ市長が提案したのは、大気汚染の対策として、2024年までに誰もが自転車15分で仕事、学校、買い物、公園、そしてあらゆる街の機能にアクセスできる都市を目指すことだ。自動車が進入できる道路を制限し、駐車場の代わりに公園などの緑を増やすこの計画は、子供たちの安全な歩行だけでなく働く人々のQOLも高める。

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廃棄素材を極限まで抑えたナイキのスニーカー「Atsuma」

北海道の厚真町(あつまちょう)に由来するAtsumaは、。パターンの使用効率を可能な限り高め、通常スニーカーの製造過程で出てしまう大量の廃棄材料を最小限に抑えている。象徴的なのは、ナイキのブランドロゴであるスウォッシュだ。スニーカーの内側にデザインされたブルーのスウォッシュを切り出した際に残ったパターンが、そのまま外側で使用され、ブラックのスウォッシュを浮かび上がらせている。

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日本発、ハラルもヴィーガンも見分けられる食品表示「フードピクト」

フードピクトというツールは、牛や豚といったお肉や乳製品、魚介類、アルコールなど14品目を図柄でわかりやすく示したもの。メニューなどに表示することで、言語の壁を超え、飲食を提供する側と利用者がスムーズにコミュニケーションできるように作られた。空港や、ショッピングモール、万博やアジア五輪選手村など世界1,500か所で使われ、2020年1月には、日経優秀製品・サービス賞 優秀賞 日経MJ賞も受賞した。

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NY発、藻由来のカーボンネガティブなレインコート

McCurdy氏は、藻類由来のプラスチックからレインコートを制作した。藻類プラスチックは、焼却処分する際に発生するCO2よりも、原料の藻が成長時に吸収したCO2のほうが多いため「カーボンネガティブ」な素材である。彼女はレインコートを通して「現代の光合成で生成された炭素」由来のプラスチックと「数百万年前の光合成で生成された炭素(=石油)」由来のプラスチックを対比してみせ、プラスチックの原料にしている「炭素の出どころ」を見直すべきだという新たな視点を提示した。

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住民主体でフードロスを解決する「Taste before you waste」

アムステルダムを拠点に、食料品店から出る廃棄食材を使ったディナーパーティーやフードサイクルマーケット、ワークショップなど、さまざまなイベントを行うイニシアチブ。現在は、カナダのキングストンやニュージーランドのオークランドにまで拡大し、世界で食品廃棄を削減するためのムーブメントを起こしている。2018年の報告書では、1年間におよそ5,500人を超える人々を巻き込み、9,800キログラムの廃棄食材を削減した。

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藻由来の布でできた、単一素材のサステナブルおむつ「Sumo」

「Sumo」は、洗って繰り返し使用でき、不要になったら簡単にリサイクルできる布おむつだ。海藻やユーカリの木の抽出物から作られた「シーセル」という素材で構成されている。ホックなどの留め具を縫い付けるかわりに、本体部から伸びた紐を相撲のまわしのように腰元に巻き付けて固定する方式を採用。これにより、おむつ本体から固定パーツまで全てを1つの素材だけで作ることに成功した。単一素材なので、分解や分別の手間がなくリサイクルしやすいのが特徴だ。

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