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CO2を液体燃料に。トラックのCO2排出量を90%削減するシステム

スイス連邦工科大学ローザンヌ校の研究チームが、車の排気システム内でCO2を捕らえ、液体に変換して車両に保存し、サービスステーションで新たな燃料に変えるというシステムコンセプトを開発し、特許を取得した。このシステムを使用することにより、トラックのCO2排出量の約90%削減できる。電気自動車や水素燃料自動車のシステムとは異なり、既存のトラックに後付けして、CO2排出量を削減できるということで、幅広い適用が期待される。

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アフリカの農村に電気を届ける、コーヒーフィルターを使ったシンプルな電池

スイスのスタートアップが開発した、鉄、水、コーヒーフィルター、カーボンフェルトという4種類の素材を使ったシンプルで安価なバッテリー。サハラ以南のアフリカでは、6億人近くもの人が日常的に電気を利用できない状況にある。このバッテリーを使用すれば、タンザニアの農村部に住む人の多くの人々が電球の代わりに使っている灯油ランプよりも価格が安く、健康被害もない。

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2050年までに創業以来排出した全CO2を除去。マイクロソフトの目標

マイクロソフトは2030年までにカーボンネガティブ、2050年までに創業以来排出してきたすべてのCO2を除去する計画を発表した。今後5年で直接排出量とエネルギー利用等による間接的排出量をゼロ近くまで削減し、2030年までにサプライチェーンを含めたすべての間接的排出量を半分以上削減するとともに、植林等を含めた「ネガティブエミッション技術」を活用してCO2の除去を進める。

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世界で最もサステナブルなスマートビルディング「EDGE Olympic」

2018年に建てられたEDGE Olympicは、もともと郵便局だった古い建物を取り壊さず、再利用したため新しい建築材料を使用していない。元の建物で使用できなくなっていた古い天然石は、1階の床として再び使用している。さらに、建物の寿命も考慮されており、2階部分は、将来再利用するために簡単に分解可能な木製構造になっている。従業員の生産性と創造性を高める、環境への影響を最小限に抑える工夫が数多く施されている。

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廃棄予定の食材を振る舞うアムステルダムのレストラン「Instock」

まだ食べられるのにも関わらず廃棄されてしまう食品を、オランダの大手スーパーチェーンのAlbert Heijinや生産者から購入し、一流シェフがそれらを調理して提供しているレストラン。廃棄食材は通常より安価で調達ができるため、一流シェフの料理もリーズナブルな価格で食べることができる。レストランのみならず料理教室などを通したコミュニティづくりも積極的に行なっている。

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ソニーが開発、もみ殻から生まれた新素材「トリポーラス」

ソニーが開発した、廃棄される予定だったお米の籾殻から生まれた天然由来の多孔質カーボン素材からなるトリポーラス。「水や空気を磨く新素材」というキャッチコピーで作られ、籾殻が持つ独特な微細構造由来の吸着性能により、防臭や水、空気の浄化など幅広い用途への展開が期待されている。すでに男性用ボディウォッシュ製品やアパレル繊維への活用などがはじまっている。

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化石燃料に関わる広告掲載を禁止した英ガーディアン

イギリスの大手メディア「ガーディアン」が紙面、ウェブサイト、アプリ上で化石燃料に関わる広告掲載を禁止することを発表。企業の炭素排出量を減らし、気候変動についての報道を増やす目的で下された今回の決定は、化石燃料の取り扱いを主としている世界的な大企業も含む全ての企業が対象となる。このような徹底した化石燃料に関する広告の禁止は、主要なメディアとして世界初の試みとなる。

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全米初、ワシントン州キング群の選挙で実施された「スマホ投票」

米シアトル市が位置するワシントン州キング群の地方機関の役員選挙で、スマホやパソコンを使ったオンライン投票が導入された。市民の投票率を上げる目的での導入で、アメリカでは初の事例となる。セキュリティ面の課題はあるが、投票率の低い若年層や、足が悪い高齢者などがより投票しやすくなる。今後様々な懸念がクリアされ、社会をよくするイノベーションとなれるかが注目される。

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食品廃棄物によるバイオプラスチックから作られた車のパーツ

農業廃棄物で生成されたバイオプラスチックでできた、自動車のダッシュボードやドアノブ。EU圏内のサーキュラーバイオエコノミーを加速させるために発足されたバーバラ・プロジェクトが発表した。すでにイタリアの大手自動車メーカー、フィアットでの導入が決まっている。生成されるバイオプラスチックにはドアノブにはレモンオイルが混ぜられており、殺菌効果の高いバイオプラスチックが採用されている。染色もニンジンやザクロ、ブロッコリーなどから抽出した植物由来の自然素材だ。

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