ドイツの議員らが2019年8月に行った、肉の付加価値税の軽減税率廃止の提案。現在は、肉はほとんどの食材と同様に7%の軽減税率で課税されているが、肉の軽減税率を廃止して税率を19%とすることで、人々の肉の消費量を減らすのが狙い。気候変動への危機意識や動物福祉の観点から、肉の軽減税率廃止案には政党を越えて支持が集まる。一方で、減収にさらされる農家の保護の観点から反対の意見もある。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。