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福祉の可能性を広げるレストラン「らんどね空と海」

千葉県船橋市にある福祉レストラン「らんどね空と海」。手書きの看板やメニュー、木製の椅子やテーブルなど、店内の約8割が手作りだという。手書きの看板とメニュー表は、レストランで働く障がい者のスタッフが書いたものだ。漢字や英単語に誤字やスペルミスがあっても修正せず、そのまま使っている。シェフの藤田氏は食や居心地の良い空間づくりにこだわりつつ「福祉の可能性」を探る。

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服の作り手にチップを。ワンクリックで工場労働者に感謝できる「tip me」

ファッション業界には生産者が搾取され続けている現状がある。そんな現状を変えるべく、ドイツの起業家ジョナサン・ファンケ氏が、衣服の作り手と買い手を直接つなぐサービス「tip me」を開発した。ブランドのサイトで商品を購入する際に、縫製工場でその商品づくりに携わった人の写真と名前を見ることができる。感謝の気持ちを伝えるために、オンラインで直接チップを支払うことも可能だ。

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ワルシャワの街中に出現した、空気を浄化するストリートアート「City-Forests」

シューズメーカー・コンバースの都市緑化プロジェクト「City-Forests」。世界複数都市の街中の壁に、大気汚染を改善する塗料を使ったストリートアートを描く企画で、ポーランドの首都ワルシャワにも、建物の壁に描かれたカラフルなストリートアートが出現した。塗料に用いられる光触媒塗料「KNOxOUT」は二酸化チタンが含まれており、車や工場、発電所等から発生する大気汚染物質である窒素酸化物(NOx)を引きつけることで、空気を浄化する。

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防空壕で再エネ発電。ドイツ・ハンブルクの市民がつくる「都市の楽園」

古くから貿易都市として栄えたドイツ・ハンブルク。第二次世界大戦では潜水艦やオイル産業の中心地であり、当時多くの防空壕がハンブルクに建設され、現在も市内に1,000以上残る。アナトナ地区にある防空壕は「KEBAP」と名付けられ、バイオマスや太陽光などの自然エネルギーを発電し、それで得た利益で誰もが使える文化活動の場づくりを行っている。市民はグリーンピースエネルギーなどの団体を通して、KEBAPでつくられた電力を購入できる。

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福島の母子を支える幼稚園留学「ミンナソラノシタ」

福島県の原発事故の影響に不安を抱いているお母さんたちと子どもたちに安心できる空間を提供しているのが、京都を拠点に活動する「ミンナソラノシタ」だ。代表的な活動の一つ「幼稚園留学」では、福島の母子を京都の幼稚園に招待し、3週間滞在することができる機会を提供する。子どもたちは園庭でのびのびと遊び、心ゆくまで自然に触れる体験ができ、お母さんたちは放射能の心配事から離れ、ゆったりした気持ちで子どもとの時間を楽しむことができる。

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1枚のベビー服を、1人分のワクチンにする「おさがりワクチンProject」

ベビー服ブランド「Haruulala Organic」を展開するSunday Morning Factoryは、「おさがりワクチンProject」を開始した。トップス、パンツ、スリーパーなどのベビー服を回収し、洗濯や消毒を行った後、リユース製品として販売する。その販売利益を「世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」へ寄付するというものだ。1着分のベビー服が1人分のワクチンに換えられるという。

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グーグルが開発した、視覚障がい者が一人で外を走れるアプリ

IT大手のグーグルが、視覚障がい者に盲導犬の提供を行っているアメリカのNPOと共同で、視覚障がい者が一人で歩いたり走ったりできるアプリの開発に取り組んでいる。ユーザーが腰にスマホを巻きつけて走ると、彼らが地面に塗られた専用の線の左側・右側・真ん中のどこにいるのかをアプリが検知する。そして、アプリはユーザーが身につけたヘッドホンに音で合図を出し、彼らが線から大きく離れずに進めるようサポートする。

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フランスで施行される、製品の修理のしやすさ10段階表示規制

欧州議会が2020年11月の決議で消費者の「修理する権利」を認めたことを契機に、フランスでは2021年1月から洗濯機やパソコン、スマートフォンなどの製品に対し、製品がどれだけ安価かつ簡単に修理できるかを示す「修理可能性指数」を表示することが必須となった。修理可能性指数は、メーカーが提出するドキュメントの品質、分解できる製品かどうか、スペア部品の入手可能性、スペア部品の価格など、複数の基準に基づいて決定される。

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子供たちの背負うリュックが伝えるスピード違反。カナダの交通安全キャンペーン

カナダ・ケベック州で始まったのが、通学路にいる子供たちがリュック型の速度計「Live Radars」を背負う安全運転啓蒙キャンペーンだ。ドライバーが子供を通り過ぎるときに、自分の出している速度がリアルタイムであらわれることで、自分が速度制限を上回っているかどうかが一目でわかる。標識や、道路に取り付けられた無人の速度計ではなく、実際に交通事故の被害者となりえる子供が「背中で語る」のが、この企画のユニークなところだ。

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ホームレスがアーティストに。英アートスクールが出版する「The Book of Homelessness」

ロンドンのチャリティ団体「Accumulate」は、ホームレスを対象としたクリエイティブスクールを運営している。ホームレスである生徒がそこで学んだことをアウトプットできるよう、これまでの自らの人生経験について様々な手法で表現してもらい、それらをまとめたグラフィックノベル「The Book of Homelessness」を出版。この本の販売利益は参加者およびAccumulateに分けられ、スクールを続けていくための資金にもなる。

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