古くから貿易都市として栄えたドイツ・ハンブルク。第二次世界大戦では潜水艦やオイル産業の中心地であり、当時多くの防空壕がハンブルクに建設され、現在も市内に1,000以上残る。アナトナ地区にある防空壕は「KEBAP」と名付けられ、バイオマスや太陽光などの自然エネルギーを発電し、それで得た利益で誰もが使える文化活動の場づくりを行っている。市民はグリーンピースエネルギーなどの団体を通して、KEBAPでつくられた電力を購入できる。