アーカイブ: Listings

Description.

気候危機の真実を伝える、溶けていくフォント「Climate Crisis Font」

フィンランドの新聞社であるヘルシンギン・サノマットは、人々に気候危機の緊急性をわかりやすく伝えたいとの想いから、北極の氷が溶ける様子を反映したフォント「Climate Crisis Font(気候危機のフォント)」を開発した。このフォントは、スライドを左右にドラッグすることで文字の太さが変わり、1979年から2050年にかけて北極の氷が溶けていく様子を可視化している。

Read More

サーキュラー建築で廃棄物を最小限に。デンマークの「分解可能な」複合施設

社会に存在するごみの半分以上が、建造物から発生していると言われる中、そうした問題を解決するため、デンマーク・コペンハーゲンにある建築スタジオ「ADEPT」が、建物の解体で廃棄物を出さない複合施設「The Braunstein Taphouse」をデザインした。この建物は、解体後に建物の資材をリサイクルできるよう、分解可能なデザインになっている。デザインはとてもシンプルで、取り外し可能な部品は他のプロジェクトに再利用することができる。

Read More

さわって色がわかるタグ「いろポチ」

障がいのある人や消費者としてデザインから見落とされがちな人にもファッションの楽しさを届けようと、洋服のタグを通じて社会貢献を目指す株式会社フクイ。フクイでは、触れることで洋服の色を判別できる視覚障がい者向けのタグ「いろポチ」の開発と推進に取り組んでいる。色の表現には、色の連続性を輪っか状にして並べた「色相環」を取り入れている。

Read More

更生施設の収容者に癒しを。ネイティブアメリカンに学ぶ「癒しの森」

アメリカ・ワシントン州にあるヤカマ国立矯正リハビリ施設で行われた、更生保護施設に入っている人の精神的な癒しにつながる森をつくろうという「Healing Forest(癒しの森)」プロジェクト。1,400平方メートルの広さに収容者が5,000本の木を植え、荒れた土地を自然豊かな場所へと変えるモデルにするという。意義ある森づくりは、収容者たちの誇りを取り戻すことにも一役を果たしている。

Read More

週一配送でCO2削減。リユース梱包でごみを減らす「Olive」

アメリカのスタートアップ企業「Olive」は、消費者がオンラインで注文した様々なブランドのアパレル商品を、再利用可能な箱でまとめて配送回数を減らして(週1回のみ)配達するサービスを開始。同社は、アディダス、ラコステ、マイケル・コースなど100余りのブランドとパートナーを組んでおり、消費者は好きなサイトから買い物出来る仕組み。返品の手続きが簡単である上に、追加料金がかからないことから、環境問題に関心がない人も惹きつけられるサービスだ。

Read More

AIが生み出した、持ち運べる浄水場。WOTAの「持続可能な水インフラの未来」とは

2050年には世界人口の約半数が水不足にさらされると予想されている中、東京大学発ベンチャー・WOTA株式会社が「自律分散型の水循環社会」を目指し、世界初のポータブル水再生処理プラント「WOTA BOX」やポータブル手洗いスタンド「WOSH」の製品を開発している。一度使った水の98%以上が再利用できるため、水道のない場所や使える水が少ない状況下でもシャワー入浴や洗濯が可能となる。

Read More

ランドセルのアップサイクルで地域コミュニティに貢献「ゆずりばいちかわ」

地域コミュニティの希薄化、孤立化に対して「困った時はお互い様」のコミュニティビジネスで問題解決に取り組む会社「ゆずりばいちかわ」。学生服リユース商品やランドセルアップサイクル商品の販売事業を展開している。理念として「リユース、アップサイクルを通じたコミュニティ(譲り場)を提供することで、地域活性化と柔軟な雇用創出」を掲げている。

Read More

災害時はバケツにも変身。日常に馴染む「防災ふろしき」

日本有数の“旗どころ”群馬県桐生市で、創業128年の歴史をもつ朝倉染布株式会社と防災Plannersプロジェクトのコラボレーションで誕生した防災ふろしき。ふろしきは超撥水素材でできており、傘の代わりとして使用したり緊急時に水を溜めてバケツにしたりすることもできる。もちろん、エコバックや包装として普段使いすることも可能だ。

Read More

自宅の庭をハチのために使う、米ミネソタの自然保護プログラム

ミツバチは、植物の花粉交配を助ける重要な役割を担っているが、近年送粉者の数は大幅に減少している。地域の生物多様性を保つため、2019年にアメリカのミネソタ州で始まったのが、ハチを中心とした送粉昆虫を地域に呼び戻し増やすための環境を整備するパイロットプログラム “Lawns to Legumes” だ。同プログラムは、地域住民の庭や家庭菜園で、ハチを中心とした送粉者を呼び戻す植物や作物の栽培を促すもの。参加する個人や世帯に補助金が付与されるほか、専門家によるワークショップ、コーチング、栽培手引きなども提供される。

Read More

宝石も脱炭素化。「空気」生まれのダイヤモンド

アメリカのジュエリー会社・Aetherは、空気中の炭素からダイヤモンドをつくっている。ダイヤモンドに使用する炭素の採取は、スイスのチューリッヒ近郊で行われる。廃棄物発電が可能なごみ焼却炉の屋上に備え付けられた、空気中から二酸化炭素(CO2)を抽出できる巨大装置を用いてCO2を採取したのち、その一部をアメリカ・シカゴにあるAetherに送る。運ばれた炭素は製品用に純化され、2~3週間程度でダイヤモンドに生まれ変わる。

Read More