自然を感じ、健康になる。靴を履いて歩いてはいけないラトビアの小道
豊かな自然を有し、希少種も含めたさまざまな動物を保護するラトビアのケメリ国立公園のなかには、“靴を履いて歩いてはいけない”小道がある。訪れた砂利や松かさ、ガラスの破片が敷き詰められた道、泥や冷たい川のなかを歩く「自然の足つぼマッサージ」によって、人々が楽しみながら健康状態を向上することができる。自然を肌で感じながら生態系や森林保護の大切さも体感できるアトラクションだ。
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豊かな自然を有し、希少種も含めたさまざまな動物を保護するラトビアのケメリ国立公園のなかには、“靴を履いて歩いてはいけない”小道がある。訪れた砂利や松かさ、ガラスの破片が敷き詰められた道、泥や冷たい川のなかを歩く「自然の足つぼマッサージ」によって、人々が楽しみながら健康状態を向上することができる。自然を肌で感じながら生態系や森林保護の大切さも体感できるアトラクションだ。
人工妊娠中絶を控えた女性の視点を疑似体験するVRコンテンツ「Across the Line」。自分がその女性となり、クリニックで中絶に関する問診を受ける場面から、中絶反対デモを行っている人に取り囲まれ、実際に録音された音声で一方的に罵倒されたところで終わる衝撃的な映像だ。2016年の米国サンダンス映画祭ではじめて公開された本映像のテーマは、望まない妊娠をした女性の視点を実際に体験し、堕胎の権利を守ることである。
ビニール傘を好きなタイミングで借り、必要がなくなれば返却できるシェアリングサービス。都内を中心とした提携店舗や駅などにQRコード付きのビニール傘を用意し、必要な人が必要なときだけ安価で借りていくことができる。これにより、急な雨のときでもビニール傘を購入することがなくなる。日本の傘の年間消費量は約1億3,000万本で、そのうちビニール傘は6割を占めているので、シェアができるようになった意義は大きい。
ビールの製造過程で発生する二酸化炭素量を抑える新しい醸造方法を、ベルギーに本社を置く世界最大のブルワリーAB InBevが生み出した。従来のビール製造過程では、蒸気を使って煮沸する工程があるが、AB InBevは、通常の沸点よりも低い温度で、ナイトロゲンまたは二酸化炭素を吹き込むことにより、煮沸と同じ状態を作り出すことができる醸造法を開発した。沸騰させないことにより使用する熱量を抑えられ、結果として排出される二酸化炭素量は少なくなる。
プラハ国立美術館が開発したHaptic Feedback GlovesとVRを組み合わせると、目の不自由な人が世界の偉大な作品たちを”触れて見る”ことができる。レーザーを使用して作品の実物をスキャンし、その作品を3Dでバーチャル空間に作り出す。そして手袋には、振動装置が組み込まれており、手の圧力を感じる感覚器官を刺激することにより、使用者に触れているような感覚を伝えるシステムだ。
熱帯雨林を違法伐採から守るためにテンベー族とRainforest Connectionが手を組み、スマートフォンとAIを活用した「ガーディアン」と呼ばれる機器で森林を守る機器を作った。中古のAndroidスマートフォンに、太陽光発電アダプターとマイクが取り付けられたこの機器は、最大で周囲1km範囲内で違法伐採者が出す音をリアルタイムで監視する。これを、熱帯雨林の各地にとりつけることにより、24時間リアルタイムで音をチェックすることができる。
「ホームレスのシェルターは清潔さもなければ、プライバシーもない場所だ。」と、ノルウェー出身建築家のAndreas Tjeldflaatがあるホームレスの男から話を聞いたことをきっかけに考案した、縦のスペースを有効活用したホームレスシェルターのアイデア「Homed」。すでにあるビルのむき出しになっている壁を利用して、数十の蜂の巣状の小さなシェルターを工事現場にあるような足場で支え、クレーンを使ってぶら下げた。
Me&MyCityという、フィンランドの新しい教育制度。小中学生がミニチュア都市で職業・社会体験ができる施設であり、2009年にフィンランドの6学年の生徒を対象に始まり、最近では9学年の生徒も対象としている。内容として、子どもたちが仕事を体験できる日本の施設「キッザニア」が、学校教育に組み込まれている。スーパーやレストラン、銀行なども存在しており、生徒たちはそれらの会社で働くことになる。その働きによって得られた通貨で、他社の商品の購入から、税金の支払いまでが行われる。
絶滅危惧種の動物を保護している団体の1つIUCNは、”Save Our Species”と題したプロジェクトの一環で、ファッションブランドのLacosteと手を取り絶滅危惧種の保護に動き出した。創業85年来初めてとなる、Lacosteのアイコンであるワニを消し、ただ消すだけではなく、絶滅危惧種の動物にこのスポットを譲るというものだ。今回は10の絶滅危惧種の動物が選ばれ、そのスポットに収まることになった。
ノルウェーの建設会社、Snøhetta(スノヘッタ)が作ったのは、年間のエネルギー消費量よりも生産量が上回ることをコンセプトとしたホテル「Svart」だ。世界初のエネルギーを自ら作り出す(ポジティブ・エナジー)ホテルである。1年をとおしての太陽の動きや日射量など、太陽に関する壮大な調査を前提に、太陽光によるエネルギーを1年中最大限に利用できるよう、ホテルの円形状デザインや、部屋やレストラン、テラスの位置が決められている。