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持ち帰りたくなるホテルのアメニティ。生分解可能な竹製歯ブラシ

世界中で1年間に廃棄される歯ブラシの量は36億本に上り、宿泊者が変わるたびに廃棄されるホテルのアメニティも地球環境に大きな負荷を与えている。そんな中、株式会社豊和は持ち帰って何度も使えるアメニティとして竹製の歯ブラシを提案する。サステナブルな製品は高いと言われるが、そもそもプラスチックの歯ブラシは「安すぎる」と顧客に啓蒙すると同時に、日本古来の素材であり国内で調達が可能な竹の品質を上げ、製品に使えるようにマーケットの拡大を狙う。

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瓶にブランド名を「直接タトゥー」するベルギーのビール会社

欧州でよく飲まれるビール瓶の表面には、ブランド名や原材料などが記載された紙ラベルが貼られているが、これが再利用されることはほとんどない。ベルギーの大手酒造会社AB InBev社は、ラベルの代わりにビール瓶に直接ブランド名を刻印する技術開発でこの問題に取り組む。インクとワニス(塗料の一種)を使用して、ボトルにデザインを直接「タトゥー」するのだ。凝ったデザインながら、消費者に瓶包装のムダについて問いを投げかけている。

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廃棄予定の花に新たな価値を与えるフラワーサイクリスト河島春佳

シーズンが終わってしまった、咲ききってしまった、少し傷がついてしまったという理由で、まだ綺麗なのに廃棄されてしまう花がある。こうした花を「ロスフラワー」と名付け、花の廃棄問題解決に向けた活動を行うのが、フラワーサイクリストの河島春佳さん。捨てられる直前の花を買い取ってドライフラワーにし、アクセサリーや結婚式のウェルカムボードなどを作成。同時にワークショップなどを行い、多くの人にロスフラワー問題について伝えている。

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ペットボトルをアップサイクルしたEverlane“ReNew”のアウター

冬のアウターウェアの定番といえばウールやダウンのコートだが、その素材の調達には、羊の毛やアヒルの羽を採取するという、動物福祉の観点からは疑問を抱く工程がある。また、動物の犠牲を伴わない中綿ジャケットやフリースジャケットなどは、石油から作られる化学繊維が多く使われており環境負荷が高い。そこで、ペットボトルを再生して作られ、氷点下でも耐えられるアウターウェアがアメリカで誕生。サステナビリティとヴィーガニズムの両方を網羅している。

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ロンドンにオープンした、英国初のゼロウェイストレストラン「Silo」

イギリスでの廃棄物削減の先駆者でありシェフのダグラス・マクマスターが創立した「Silo(サイロ)」。店内にごみ箱がないレストラン。肉魚のあるメニューと、植物性の食材のみのメニューの2種類を用意している。食材ロスはすべてコンポストし、包装にも使い捨て製品を使わないため廃棄物実質ゼロ。地元農家との直接取引も行いながら、食料の生産・消費・再生産のループを閉じた循環型の飲食店を体現している。

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世界初。「気候変動」を学校の必修科目に加えるイタリア

イタリア政府は、2020年9月より学校教育で気候変動に関する授業の必修化する。環境教育を制度上、“義務化” するのは世界初だ。対象は全国の小学生から高校生まで、年間で最低でも33時間、授業時間を当てていく。地理学や物理学と関連した気候変動に関する知識や、気候変動が自然や社会に与える影響、その対策といった基本的な事柄に加え、環境保全と経済成長の両立をどのように図るか、といった実践的な内容までを教える。

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廃棄プラや漁網ネットをアップサイクルしたロンドンのXmasイルミネーション

ロンドンでもひときわ賑わう、流行最先端のファッションと音楽の中心地、カーナビーストリート。クリスマスには、そんな道を彩るイルミネーションの中に、ペットボトルや漁網などの廃棄物をリサイクルして作られたイルカやカメ、クジラなど11匹の海の生き物たちが登場。おしゃれなデザインで、誰もが写真を撮りたくなるような装飾と共に「海洋保護の緊急性」を掲げている。

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オーストラリア発、野外フェスの廃棄テントをカバンにアップサイクル

オーストラリアでは、音楽などのフェスティバルで使用されたテントの多くが捨てられる。そんな中、テントを3種類のトートバッグに生まれ変わらせるブランドが登場。同国最大のファッションショーUndress Runwayにてバックコレクションを発表し、発表するまでのプロセスを伝えるビデオや写真、試作品の展示を介して、商品の向こう側にあるストーリーを伝え、アイデアさえあればゴミとして扱われている布もまだ使い続けられることを世界に訴えかけた。

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廃棄されるコーヒー豆の皮を車部品に。フォードとマクドナルドのコラボ

世界自動車製造大手のフォードと米マクドナルドが手を組み、車の部品にコーヒー豆を使用する。マクドナルドで焙煎中に取り除かれるコーヒー豆の皮(シルバースキン)をフォードに提供し、車のヘッドランプハウジングや、ボンネット下の部品等をつくるための耐久性のある素材に変えるのだ。取り組みが進めば、車の部品は約20%軽量になり、部品の成形プロセスに必要なエネルギーも最大25%削減されると期待されている。

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ダムと魚の共存で生態系を守る。鮭を川の上流に高速輸送させる「Fish Passage」

アメリカの北西部では、ダム設立等により鮭の個体数の減少が問題視されている。てっとり早く魚が通るための「魚道」を作るべく、シアトルではダムの下にある水場から、ダムの上にある産卵場所まで魚を空気圧によって一瞬で飛ばす、チューブ状の運搬マシーン開発された。通常利用される魚はしごのような階段状の水溜まりを使うよりも、魚の体力消耗・ストレスが少ない。また、魚をスキャンして野生魚と養殖魚とを分類し、それぞれ適切な目的地に届ける。

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