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ペットボトルと交換で割引チケットがもらえるローマの地下鉄

イタリア・ローマ発、空のペットボトルと引き換えに地下鉄の乗車券が割引される「Recicli + Viaggi(イタリア語でリサイクル+トラベル)」という試み。3つの地下鉄駅にリサイクルマシンを設置し、利用者が一つペットボトルを入れると、乗車券を買うアプリ上で5セントの「エコボーナス」と呼ばれる割引が適応される。2019年7月以来、すでに35万本のボトルがリサイクルされており、2020年7月まで市内の他の駅にも活動を広げることとなった。

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食品ロスを減らす規格外野菜スムージー「Clean Smoothie」

住生活関連サービスを提供する株式会社LIFULLは、規格外野菜や余剰野菜を使ったスムージーサービス「Clean Smoothie(クリーンスムージー)」の提供を法人向けに行っている。形の悪さや納期遅れを理由に、廃棄せざるを得ない野菜や果物をスムージーにして、毎月2回オフィスに届けてくれるサービスだ。食品ロスを減らすと同時に、野菜が不足しがちな従業員の健康状態を向上させることがこのサービスの目的である。

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世界初、コカ・コーラの海洋プラごみをリサイクルしたペットボトル

コカ・コーラが海洋プラスチックごみを使用したリサイクルボトルを発表(最初のサンプルは、素材の25%が海洋プラごみ由来)。コスト面、衛生面の理由から難しいとされていた海洋プラごみのリサイクルを可能にしたのは、オランダのスタートアップ企業イオニカ・テクノロジーズ独自の技術。海洋プラごみを再利用可能なPET樹脂に解重合するこの技術により、これまでは燃料として使用するか埋め立てるかしかなかったプラ類もリサイクルが可能になる。

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魚の鱗や皮でつくる生分解性バイオプラスチック

魚を食べるときに捨てる鱗や皮から生分解性バイオプラスチック「マリーナテックス(MarinaTex)」が開発された。その見た目は半透明でやわらかく、使用感はまさにプラスチック。強度もあり、ビニール袋によく使われているLDPE (low-density polyethylene)よりも高い張力耐性がある。特殊な条件下でなくても生分解されるのが特徴で、家庭でコンポストしても4~6週間ほどで土に還る。製造の際に必要な温度は100度以下と低く、生産にかかるエネルギー量も少ない。

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年間約30キロの廃棄物削減。ゴミを減らす次世代のゴミ箱「Hetta」

Hettaは、生ゴミなどの有機性廃棄物を加熱して水分を減らすことにより、その量を減らすように設計されたゴミ箱。Hettaの導入により、ゴミの重さを70%、かさを60%減らすことができる。悪臭が起こりやすい水分を持つゴミを乾燥させるので悪臭が発生しない。さらに、有機性廃棄物を乾燥させる過程で病原菌となる微生物を消滅させるため、ゴミ箱の袋を頻繁に変える必要がなくなる。結果的に消費するゴミ袋の枚数も減らすことができる。

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FREITAGが運営するユーザー同士の製品交換プラットフォーム「S.W.A.P」

FREITAGが、同社製品で不要になったバッグを捨てたりリサイクルのため回収したりするのではなく、ユーザー同士で交換できるプラットフォーム「S.W.A.P」をオープンした。自分のバッグを別のユーザーの持つ製品とマッチングさせるのだが、作り手を介して交換する仕組みには安心感があると好評。あえてお金を介さずに、同じように愛着を持って使われたバッグに出会ってまた長く使ってもらうサービスだ。

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ブランドタグの付け替えでファッションの廃棄を減らす「Rename」

ファッションの廃棄問題にユニークに取り組むRename。ディスカウントによる在庫処分などでブランド棄損をしたくないアパレルメーカーから余剰在庫を買い取り、アパレル加工工場でブランドタグや洗濯表示タグの付け替え加工をし、「Rename」という新たなブランド名で再販するビジネスモデルだ。メーカーの廃棄コストの削減に貢献しつつ、消費者に対してはブランドではなく純粋な品質やデザインを基準とした新たな服との出会いを非常にリーズナブルな価格で提供する。

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医療費をクラウドファンディングできるインドネシアの「WeCare.id」

インドネシアの社会問題の一つ、医療アクセス。非正規雇用者や自営業者には保険料の支払いが足かせになっており、またすぐに良質な医療が受けられるとは限らない状況がある。WeCare.idは、保険未加入の患者や、医療施設から遠隔地に住む「ラストワンマイル」の貧しい患者にクラウドファンディングで医療を提供するプラットフォームを運営。子供の患者を中心に、さまざまな寄付プラグラムがプラットフォーム内で展開されている。

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CO2排出量で宿泊費が変わるフィンランドのエコホテル「Arctic Blue Resort」

Arctic Blue Resortは、ゲストが滞在中に排出したCO2量によって宿泊料金が変動するユニークなホテルだ。電気や水の消費を抑えたり、よりサステナブルな食事を選択したりすることで宿泊費が最大50%割引される。リゾート内の電気はすべてバイオマスなどの自然エネルギーによってまかなわれており、ゲストに提供する食材は主に地域で生産されたものを使用。美しい自然を堪能しながら、自然に対する自分自身の態度を振り返ることができる究極のリゾートだ。

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英ケンブリッジ大学が開発、自然物から合成ガスを生成する「人工の葉」

ケンブリッジ大学研究チームが、エコな「合成ガス(水素と一酸化炭素の混合ガス)」をつくるデバイスを開発。このガスは、燃料や医薬品、プラスチックや肥料など、さまざまな製品づくりに使用されているもので、ガスの生産には通常、化石燃料が広く使われていた。同大学研究チームは、それを太陽光とCO2、そして水のみを使用してつくることができないかと試みたのだ。同研究チームが完成させた人工葉は、どんな天候下でも継続的に合成ガスを生成することができる。

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