事例007:SDGsに関わる10企業の活動を学ぶ、高校生のためのイベントコーディネート(明星高校様)

事例007:SDGsに関わる10企業の活動を学ぶ、高校生のためのイベントコーディネート(明星高校様)

Partner Profile

法人:学校法人
生徒数:1266名
教員数:110名
興味テーマ:SDGs、アート、廃棄物削減、プラスチック、水、まちづくり

Issue

企業の活動を参考に、生徒に自分のSDGs企画をさらにブラッシュアップしてほしい

東京都府中市にある明星高校は、SDGs推進校として生徒自らがSDGsを実現するサービスやイベントなどの企画を立案するプログラムを開催しています。プログラムは2020年から開始されました。

生徒が自ら企画を立てる中で、「興味があるものの、具体的にどんなことをしたらいいのかわからない」「そもそも、何に興味があるのかわからない」といった悩みが寄せられました。そこで、SDGsの実現に関連した事業を行っていらっしゃる企業の方にオンラインイベントに登壇いただき、事業の内容やフィロソフィーを説明いただきました。

Solution

SDGsに関する事業に取り組む10企業のオンライン登壇イベント

  • SDGs推進担当の先生からのヒアリング
  • 登壇企業の選定
  • 登壇企業へのお声がけ
  • イベント当日のスケジューリング
  • イベントまでの運営マネジメント
  • 生徒の興味の中で多かった「アート」「廃棄物削減」「プラスチック」「水」「まちづくり」などのテーマに絞り、IDEAS FOR GOOD Business Design Labがつながりのある企業の中から、10企業を選定し、登壇のお声がけをしました。生徒は5時間目と6時間目のそれぞれで、話を聞きたい企業を選択し、オンラインで講演・ワークショップに参加しました。

    授業

    登壇企業

    株式会社ウダツアップ/関内まちづくり振興会/クックパッド株式会社(クリエイティブクッキングバトル)/認定NPO法人グリーンバード/東洋製罐株式会社/似て非WORKS 株式会社/日本環境設計株式会社/ひとしずく株式会社/株式会社ラッシュジャパン/非営利法人Social Innovation Japan(my mizu)
    (五十音順)

    株式会社ウダツアップ

    ウダツアップ
    徳島県美馬市でゲストハウスを運営しながら、地域おこしを行うウダツアップには、ゲストハウス運営・企業のプロジェクト支援などの事業内容、そしてコロナ禍での「コミュニティ」の価値を発揮する方法についてお話しいただきました。美馬市のゲストハウスを拠点にしたコミュニティでは、リモートワーカーとも協働しながら新たなビジネスやプロジェクトの機会が創出されています。
    【関連ページ】街を丸ごと“共遊”の資産に。美馬市から発信する「地方創生×シェアエコ」最先端

    関内まちづくり振興会

    関内まちづくり
    関内まちづくり振興会は横浜市の関内地区でのイベントや企画を実行し、関係者を取りまとめることで、より魅力的なまちづくりを目指す機関です。関内の路上をテラスとして開放する「かんないテラス」の取り組みや、アーティストと飲食店とのコラボイベントなどを通じて、高齢者・子供や外国の方などを巻き込んだインクルーシブな取り組みが行われています。
    【関連ページ】まちの道路をテラス席に。コロナ禍の飲食店を救う横浜のまちづくり「かんないテラス」

    クックパッド株式会社(クリエイティブクッキングバトル)

    CBC
    廃棄されかねない食品を調理し、美味しい料理をつくるクックパッドのクリエイティブクッキングバトル。「食品ロスはよくない」ということは多くの人によって共有されていますが、実際に食品ロスを減らす取り組みが個々人でできているかどうかは別の問題です。どうすれば、自分の実現したいことを叶えられるのか、誰にどのように伝えればよいのか。「食品ロス」というテーマを通じて、マーケティングのお話をしていただきました。
    【関連ページ】クックパッドと男子中高生が考える、料理の未来。ジェンダー平等に取り組むコラボ企画

    認定NPO法人グリーンバード

    グリーンバード
    生徒さんのなかでも興味のある人が多かったテーマ「ゴミ」。全国でゴミ拾いの活動を行うグリーンバードには、そもそもなぜゴミのポイ捨てが問題になるのか、なぜポイ捨てされてしまうのか、ということをお話ししていただきました。生徒からは「街中にゴミ箱が少なく、それがポイ捨てを助長しているのではないか」という意見も。また、実際に海辺に落ちていたマイクロプラスチックからTシャツを作るプロジェクトなど、事例も紹介していただきました。
    【参照ページ】greenbird(グリーンバード)

    東洋製罐株式会社

    東洋製罐
    プラスチックといえば「良くないもの」「環境問題」と認識されがちですが、プラスチックと一口に行っても様々な種類のものがあり、もちろん他の素材では代替できない、プラスチックが必要不可欠な場面もあります。また、ガラスなど素材自体がサステナブルであったとしても、繰り返し使う中で大量の水が必要になったり、使い勝手に問題があったりもします。「プラスチック=悪者」という単純な思考に陥るのではなく、一つの素材として自分の頭でメリット・デメリットを考える必要性を教えていただきました。
    【参照ページ】東洋製罐株式会社

    似て非WORKS 株式会社

    似て非works
    横浜を拠点にアート活動をする似て非WORKS。今回のイベントでは講演だけではなく、身の回りにあるものを使ったアート作品制作にチャンレンジしました。雑誌の切り抜きで作ったファイルや、新聞紙を使ったインテリア装飾など、短時間でクリエイティビティに溢れる作品が出来上がりました。
    【参照ページ】似て非WORKS

    日本環境設計株式会社

    日本環境設計
    「服から服をつくる」をコンセプトに、BRINGというラインを展開する日本環境設計。廃棄される資源も、服を作る中で費やされる資源も多いことで有名なファッション業界ですが、そうした状況を変える活動をしています。日本環境設計が目指すのは、何度でもリサイクルされる洋服、そして「サステナブル」だと知らなくても欲しくなる洋服です。最近はインフルエンサーが立ち上げたブランドの中でも、BRINGの素材が使われました。
    【参照ページ】日本環境設計株式会社

    ひとしずく株式会社

    ひとしずく
    企業のサステナブル事業をはじめとする様々なPRを担当しているひとしずく。頭ごなしに正義感を押し付けるだけでは本当の意図が伝わらないため、「相手のことを慮る」ことで伝わるPRをすることの重要性を説明してもらいました。日頃の事業で使われる「アートで伝える」という手法も、より多くの人へ思いを届けたいという気持ちから生み出されたものでした。
    【関連ページ】伝えたいから、伝えない。社会課題のデータをアートに変える「CHART project」

    株式会社ラッシュジャパン

    ラッシュジャパン
    かねてから海洋プラスチックなどの環境問題に挑戦し続けるラッシュジャパンの講演では、海洋プラスチックが具体的にどのような影響を及ぼすのか、なるべくプラスチックを使用しないラッシュでは、どのような商品が販売されているのかを説明していただきました。講演中は実際に販売されている商品も手に取りながら、環境負荷に配慮した消費の形を考えました。
    【関連ページ】海洋プラスチックをなくそう。LUSHの考える、社会を動かすキャンペーンのつくりかた

    非営利法人Social Innovation Japan(my mizu)

    my mizu
    日本では252億本が消費されるというペットボトル。適切に廃棄されなかったり、海に流されてしまうものもあります。my mizuでは、サステナブルな生活に必要なアクションに関する小さな抵抗を取っ払い、「給水」という行動をより楽しく実践できるようなアプリを開発しました。給水という行動を当たり前にし、「『my mizuがない世界』が実現されることが目標」ということを語ってくださいました。
    【関連ページ】日本全国の無料給水スポットが探せるアプリ「MyMizu」マイボトル持参を支援

    Outcome

    今回のイベントを通じて、実際に各企業が取り組む問題へのアプローチを知ることができたのと同時に、生徒は自分の企画をブラッシュアップするヒントを得ることができました。生徒のレスポンスシートで寄せられたコメントをいくつかご紹介します。

    「使えなくなった物でも新しいものにしようと思えば何にでもできるってことがわかった。」
    「ゴミはゴミじゃないことを知れた。もっと色々な活用方法を学んでいきたい。」
    「企画において重要なのは、ターゲットを明確にすることだとわかった。」
    「企画を考えるだけではなく行動に起こすことが大切だということを学び、一人で実践するのではなく、さまざまな団体と協力することで更に濃い企画となることが分かった。」

    SDGsと一口に言っても様々なアプローチがあり、それが単なるボランティア活動ではなく、ビジネスとして行われる様子を感じてもらえました。中には企業の方の活動に関心を持ち、今後プロジェクトに参加していく生徒もいます。

    Comment

    社会問題に真剣に取り組む企業の方々からお話をお伺いすることができ、生徒それぞれが地域における課題解決のアイデアを実行可能なものへと近づけることができました。企業さんの中には生徒の企画に直接意見をくださったり、その後も生徒たちと連携してプロジェクトを企画してくださる方々も多く、大変貴重な体験をさせていただいています。また、高校1年生の文理選択という一つの分岐点において、生徒達は様々な分野で活躍される大人の方々と話し、自分の将来に具体的なイメージを持つことができました。

    明星高等学校 教員 武山新也 様

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    上記のようなワークショップや体験プログラム、イベントをご希望の方は、IDEAS FOR GOOD Business Design Labをご活用ください。「Turn Ideas into Actions(アイデアを形に変える)」をコンセプトに、SDGs・サステナビリティ・CSV・サーキュラーエコノミー関連プロジェクトの企画立案・立上・運営までをサポート致します。IDEAS FOR GOODチームとの共創プロジェクトのご提案も可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

     

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