南米の最北端にあるグアジラ半島は沿岸の砂漠地帯で、最も貧しい地域の一つだ。工芸品の生産が盛んだが、電気へのアクセスがないため、夜間の仕事や勉強はままならない。そうした中、現地のスタートアップE-Dinaは、水筒のようなものに塩水を入れるだけで、マグネシウムが電気エネルギーに変換されて光が灯るランタンを開発した。Waterlightは、わずか0.5リットルの塩水で、最長45日間光が持続する。