米国・豪州の研究チームが「感情の多様性」に着目し研究した結果、一緒に働くチームにはポジティブな人だけではなくネガティブな人もいたほうが創造性が高くなることが判明した。「ポジティブな感情」の人は、幅広い情報を調べる柔軟な思考の持ち主。一方「ネガティブな感情」の人は、狭い範囲の情報を批判的に徹底評価して問題を特定する。研究では、これらの異なるスタイルを組み合わせることで、どちらか一方だけが集まった場合よりも良い成果が出ることが示唆された。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。