スペインのカタルーニャ先進建築大学院大学の学生たちが完成させたのは、都会のビルの屋上に設置できるグリーンハウスこと「Solar Greenhouse」のプロトタイプ。現地の森で調達した木材が使われ、木材加工時に出たおがくずを土の代わりに栽培用に再利用している。植物の成長促進やソーラーパネルの発電効率向上のため、太陽光を取り込みやすい設計になっている。さまざまな土地での展開が可能で、食料不足やエネルギー不足に陥った際の活躍が期待される。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。