米ニューヨーク・ロングアイランドの町にある、地元のシーフードレストランから出る数万個のハマグリとカキの貝殻を使った人工岩礁。ロングアイランドはその地形からハリケーンの被害を受けてきたほか、気候変動と海面上昇による危険も心配されている。そこで、廃棄される貝殻を使って自然の岩礁群を補強した。完成後には既存の岩礁とあわせて800m以上にもなるこの岩礁は、洪水や高波から環境を守るだけでなく、海中生物の生息地、さらには汚染された海水のろ過装置としても役立つ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。