株式会社インターソナーが展開する「RYE TENDER」は、生産過程で廃棄されるはずだった残糸・残布などの「余り原料」に命を吹き込み、衣服として生まれ変わらせるプロジェクトだ。今シーズンのコレクションはすべて中国の工場の残糸を使用した。同工場で働く人に趣旨を説明して理解してもらうことで、気持ちに一体感が生まれた。思いのこもった製品を消費者の手元に届けることで、モノを大切にする循環が少しでも広がっていくことが同プロジェクトの願いだ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。