パデュー大学の科学者らが、ビニール袋をリチウムイオン電池の部品に変える技術を開発。ビニール袋を電池のアノードとして利用できるカーボンチップに変換する。このプロセスでは、ビニール袋を硫酸に浸して密封し、その中のポリエチレンが溶け始めるまで加熱する。そこから純粋な炭素を取り出して粉砕し、リチウムイオン電池のアノードに使用する。製造された電池は、市販の電池と比較してもよく機能し、実証実験の結果、商業生産に応用できる見通しもついた。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。