トイレは災害直後から必要なのにも関わらず、被災地では公共トイレは封鎖され、仮設トイレもすぐには来ないため、多くの人々がトイレに悩む。この問題を解決するべく株式会社カワハラ技研は、実際に現場にいた被災者や支援者の意見をもとに「ほぼ紙トイレ」を考案。便槽以外は紙でできているため女性や子供でも容易に組み立てられ、衛生的で事後処理も簡単な備蓄型仮設トイレだ。屋外に置いても設置後1か月間は耐えられ、サイズも単体で200人使用できる大容量である。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。