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盲目の元復員兵が集まる、バスから劇場までバリアフリー都市

ドイツ中部の都市マールブルクは、第一次世界大戦の影響から盲目の復員兵が集まるようになり、視覚障害者も暮らしやすいような街へと変化していった。たとえば、信号機は音が鳴り、道には小さな突起があり、障害者をナビゲートする。また、車が縁石に近づくと警告信号が発せられる。バスの運転手はバス停でなくても、視覚障害者が乗車を希望する場合は止まるように訓練されている。バス停ではボタンを押すと、運行状況が音声でアナウンスされるようになっている。

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石垣島の魅力を新発見するコミュニティ通貨「まーる」

島外からの人に人気が高い石垣島。一方で、地元に住む人々は島の魅力を過小評価する人も少なくない。また全国の平均と比較して、市民から出る廃棄物の多さが石垣島の課題の一つだ。コミュニティ通貨「まーる」は、「ありがとう」を通貨とし、お手伝いやイベントの参加で通貨が流通する仕組みだ。地域の人々がまーるを通して島を好きになることで、環境課題に対してもより自分ごと化して取り組めるようになり、移住者を含めたコミュニティの活性化も期待される。

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コーヒーかすから小物を作り出す再生紙ブランド

日本の20代の現役バリスタ2人が、「コーヒーゴミを活かして減らして無くしてく」をミッションにコーヒーかすと牛乳パックをアップサイクルした再生紙ブランド「Caffe Latte(カフェラテ)」を立ち上げた。各地のカフェに協力を仰ぎ回収したコーヒーかすと牛乳パックからできた再生紙からは名刺やポーチ、ブックカバーが作り出された。撥水性・耐久性にすぐれているほか、いつどこのコーヒーかすで作られたものかを、トレースできる仕組みになっている。

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メルカリと日本財団の「寄付型梱包資材」

メルカリと日本財団は新たな寄付のツールとして、梱包資材の購入が寄付につながる「寄付型梱包資材」を共同開発し、メルカリで販売を開始。5枚組1セット(325円)の購入につき25円が、日本財団が取り組む「子ども第三の居場所」の運営に全額寄付される。特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立、発達障害など困難に直面している子どもたちの支援に活用される。個人間のモノの取引は年々拡大しており、梱包資材を新たなコミュニケーションのツールだといえる。

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バリアフリーなeスポーツイベント就労支援「ePARA」

障がい者の法定雇用率を達成している企業は48.6%と半数以下であり、スキルや意欲があるのにやりがいをもって働ける仕事に就けていない障がい者は多い。その現状に目を向けたのが、障がい者を対象としたバリアフリーのeスポーツイベント事業の企画・運営、就労支援事業を手掛ける「ePARA(イーパラ)」。eスポーツやメディア運営を通じて障がい者の就職に向けたスキルセットを強化し、障がい者雇用を求める企業とマッチングする事業モデルを強化していく計画だ。

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完全オフグリッドかつ無人運営で自然環境に深く没入できるアートヴィラ

自然環境へより深く没入することができるアートヴィラ「ONEBIENT神通狭(ワンビエント じんずうきょう)」が2022年秋、富山県富山市にオープンする。建築とアートと自然が融合した没入感のある空間を、富山を皮切りに滋賀など日本各地に展開していく。第一弾となる「ONEBIENT神通狭」では、富山県の環境特性である、多湿・本州一の多様な植生・名水に着目し、それぞれの自然現象を3棟のアートヴィラで表現する。

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衣服の回収・再販・再生利用を実現する、オールユアーズの「環す(まわす)」

株式会社オールユアーズはこのほど、衣服を循環させてごみを生まない仕組み「環す(まわす)」を開始。「環す(まわす)」は、使用済みの同社製品の回収・修理・再販売により製品寿命を伸ばし、次の使い手に渡すこと、寿命を迎えた衣服は、磁力を利用して有機物を分解処理し、陶磁器・衣類・セメントなど次の製品の原材料として再生利用することを主な事業とする。消費者・生産者・地球環境にとって嬉しい仕組みだ。

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廃棄予定の災害備蓄品を地域で必要な人に循環させる「StockBase」

地震や台風など、自然災害に見舞われることの多い日本。使用されずに賞味期限の近づいた水や食品が、大量に廃棄されていることが問題になっている。そうした課題に目を向け、株式会社StockBaseは期限が迫った備蓄品を有効活用したい企業とそれを必要としている団体をマッチングすることで災害備蓄用品を有効活用し、地域の循環をつくり出そうとしている。同社は、学生のアイデアから生まれ、2021年4月に正式に会社として事業をスタートした。

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緑茶飲料の製造時に排出される茶殻をアップサイクル。伊藤園の「茶殻染色剤」

伊藤園は、緑茶飲料の製造時に排出される茶殻をアップサイクルする「茶殻リサイクルシステム」を2000年に開始し、これまでに建材や樹脂、紙製品など、様々な商品に茶殻を活用してきた。2021年6月には、「茶殻染色剤」を開発し、今年度中に茶殻染色剤を使用した革製品を市場展開すると発表した。茶殻染色剤で加工した製品は、緑茶成分のカテキンにより、抗菌・消臭効果を備え、また、自然由来の原料であるため、安心して身に付けることができる。

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プログラミング知識なしで独自の宿泊予約サイトを作成可能なサービス

従来、宿泊予約サイトから行き先付近の宿泊施設を予約するという購買行動が主流だった。しかし、宿泊者が自らSNSなどによって興味のある目的地・宿泊施設を探索するなど変化が生じていことを背景に、宿泊事業者が利用者に直接情報を届け、自ら需要の創造を行っていく必要があると考え宿泊事業者向け予約エンジン「CHILLNN(チルン)」にて、誰もが簡単にノーコードでオリジナルデザインの宿泊予約サイトを作成できる機能「Snack(スナック)」をリリース。

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