ドイツ中部の都市マールブルクは、第一次世界大戦の影響から盲目の復員兵が集まるようになり、視覚障害者も暮らしやすいような街へと変化していった。たとえば、信号機は音が鳴り、道には小さな突起があり、障害者をナビゲートする。また、車が縁石に近づくと警告信号が発せられる。バスの運転手はバス停でなくても、視覚障害者が乗車を希望する場合は止まるように訓練されている。バス停ではボタンを押すと、運行状況が音声でアナウンスされるようになっている。