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「一つ買うと一つ無料」に隠された、KFCの乳がん検診啓発キャンペーン

コスタリカのKFCは国際乳がん対策デーに「buy 1 get 1 free」のキャンペーンを実施。しかしポスターには「このプロモーションは無効です。このようにチェックを怠ると乳がんも発見できません。自己診断を行い、定期的に医師の検診を受けましょう。」と小さな字で記されており、あえて「騙される」体験を仕掛けるキャンペーンであった。このギミックがきっかけで、検査を受ける気がなかったコスタリカの女性の72%が乳がん検診を始めているという。

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デンマークの病院の廃プラをアップサイクルして作られた公園

病院では衛生面やコスト、作業効率などを優先し、多くのプラスチックごみが廃棄されている。そこで、デンマークのラナース市や病院スタッフ、遊具メーカーのKOMPANが協力し、病院で出るプラスチックごみをアップサイクルした公園「The Circular Playground」を病院の敷地内につくった。約300kgのプラスチックをアップサイクルしたほか、将来的に遊具が老朽化して交換する際にも再びリサイクルが可能だという。

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省エネと創エネで実現する、韓国初のゼロエネルギー美術館

韓国初のゼロエネルギーの美術館「Chungnam Art Museum」。省エネ対策として、自然光を取り入れて人工照明の利用を減らすほか、断熱と日射遮蔽に優れた外装の使用や雨水を貯めて気化冷却へ活用なども行う。また、エネルギーを作る「創エネ」技術として駐車場や建物の屋根にソーラーパネルを設置。省エネと創エネを組み合わせて、エネルギー消費量をネットでゼロにする計画だ。

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廃棄予定の災害備蓄品を地域で必要な人に届ける「StockBase」

賞味期限が迫った備蓄品を有効活用したい企業とそれを必要としている団体をマッチングすることで災害備蓄用品を有効活用し、地域の循環をつくり出そうと設立された株式会社StockBase。横浜市立大学の学生のアイデアから生まれた会社だ。必要な場所に必要な分だけを届けている。備えておくだけではなく、使わなかった時に備蓄品を食べたい人がいるかまで考え、備蓄の循環の実現を目指す。

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ステレオタイプをどう乗り越える?等身大の想いに目を向けるアート

アーティストのあないすみーやそこさんはジェンダーをテーマにしたアート作品を手掛けている。一口に女性といっても、活躍する女性のイメージになりたくない女性も存在する。そこで「女性とはこういうものだ」というステレオタイプに縛られず、グラデーションな「女性」を捉え、アート作品で表現している。また、「男と女の境界線はない」と断言してしまうと、ジェンダーにおける差別問題に蓋をしてしまうため、あくまで自分起点の発信を大切にしている。

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伝統工芸を守るヘアケア。福島生まれの「あいくし」

頭の形にフィットするよう、世界初の3Dカーブを持つ櫛「あいくし」。東日本大震災を契機に会津に移転して事業を継続してきた金属加工会社のサンブライトが、会津が誇る高度なものづくりをしたいという想いから生まれたのだという。静電気が起きにくい会津漆を塗ったり、ハンカチやランチョンマットとして使える会津木綿にくるんだりするなど、見た目の美しさだけでなく実用性も兼ね備えている。

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生理用ナプキンを誰でも手軽に使えるサービス「OiTr」

公共のトイレの個室で生理用品を無料配布するシステム「OiTr(オイテル)」。ショッピングモールやオフィス、学校といった公共施設のトイレの個室に設置し、便器に着座すると広告が流れる。ユーザーはOiTrのスマホアプリをダウンロードすると、すぐに生理用品がひとつもらえる仕組みだ。ディスペンサーで流す広告は、オイテル株式会社の事業のビジョンに強く共感する企業のもので、「オフィシャルパートナー」として契約し、女性向けの広告を流している。

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プラごみでつくられた「1000年後の未来へ向けた手紙」プロジェクト

ベトナムのピザ屋「Pizza 4P’s」が企画した「Letters to the Future(未来への手紙)」。路上に捨てられているプラごみや、Pizza 4P’sの店舗から出るプラごみを回収して紙を作り、1000年後の未来へ向けたメッセージを各々が書くというもの。分解するのが難しく、1000年後まで残ってしまうプラスチックの特性を逆手に取り、手紙として活用すると同時に、未来に向けて手紙を書くことで未来の地球環境に想いを馳せる企画だ。

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アマゾン先住民族の「ありのまま」の姿を映し出す、映画「カナルタ」

東日本大震災を契機に「人間が自然とどう共生していけるか」に関心を持った人類学者の太田光海さん。1年間アマゾンに入り込み現地の先住民族シュアール族の暮らしに密着したドキュメンタリー映画『カナルタ 螺旋状の夢』を制作した。シュアール族の暮らしは、すべてがつながり合う、円環の思想を大切にしているのだという。そんなありのままの様子を映像にすることで、自然と人間の共生について問いかける作品になっている。

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都市との「格差」に挑む青森の高校生団体「LINDEAL」

地方の情報格差や体験格差をゼロにしたいという想いから、青森県の高校生が立ち上げた学生団体「LINDEAL」。主な活動は2つあり、SNS上でのサマースクールや課外活動に関する情報の提供、地域を越えた高校生同士の交流の場となるイベント企画がある。スポンサー企業による金銭的支援や、影響力のある東京の学生団体などのアドバイスを受けながら、東北の高校生に情報を届け、参加することで新たな世界がひらけるような企画を日々考案している。

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