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研究が明らかにした、仕事を中断させられるメリット

一般的に仕事の中断は、作業をする時間が減ったり、集中力が低下したりと、ネガティブな観点から語られることが多い。しかし、2021年にイリノイ大学シカゴ校の助教授などが発表した研究によると、仕事の中断には社員がコミュニティに属していることを感じ、会社に「居場所」があると思えるポジティブな側面があるかもしれないという。なぜなら、仕事を中断させられることで相手との会話が始まり、相互に交流が生まれるからだ。

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COP26に向けてLEGOが作った「より良い世界の組み立て説明書」

COP26に合わせて作られた、LEGOの説明書のようなガイドは「より良い世界を作るための手順」が掲載されている。イラストと簡潔な文章で書かれた説明には、汚染や廃棄物の削減など個人でできることから、政策担当者への要求や法律の変更まで、さまざまな内容が記されている。この説明書の作成においては、6,000人以上の子どもたちに行った調査とワークショップに基づいて作られた。

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ナイジェリアの女性たちを救う、太陽光で動く冷蔵庫「Eja-Ice」

FAOによると重要なタンパク源の一つである水産物の35%はフードロスになっており、そのうち65%は冷蔵設備不足によるという。この問題を解決するため、ナイジェリアのスタートアップ「Eja-Ice」は魚を保管するための冷蔵庫を、魚を販売する女性たちに低価格で貸し出すサービスをはじめた。これにより魚の廃棄量を大きく減らしながら女性たちの収入を上げることに成功した。また、この冷蔵庫は太陽光を使い、フロンを使用せず環境負荷を減らしている。

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すべての公共交通機関で使える「気候変動チケット」

カーボンニュートラルを達成するという目標を掲げるオーストリアが目標達成に向けて公共交通機関への利用転換を進めるための取り組みとして、国内すべての公共交通機関で使える年間チケット「Klimaticket Ö(気候変動チケット)」を発売した。スイスやオランダの、約3分の1の価格でチケットを提供するオーストリアは、気候変動対策に焦点を当てた、野心的な挑戦に乗り出している。

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患者の声を集めて作られた、メンタルヘルスケアセンター

英スコットランドのエディンバラにある、患者の声を広く取り入れてデザインされた施設。メンタルヘルスの改善に有効な環境といわれる海辺をモチーフにしてデザインが始まり、幅広い年齢が心地よく感じられるデザインが施されている。ただ規定の建設ルールに則るだけでなく、多くの患者とその家族にアンケートを行い、また英国のアーティスト、リードビッター氏とのワークショップも実施した。このデザインは、当事者と一緒に作り上げた。

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子どもが遊びながら衣服の大切さを学べる、DIYソーイングキット

普段何気なく着ている衣服がどのくらいの手間や時間をかけて作られているのかを身をもって体験できる、子ども用のニットウェアDIYキット「Puzzleware」シリーズ。キットはカードや練習用の毛糸など必要な物が全てそろい、簡単に始められる。基本的な練習キットのほかパズルのように組み合わせて自由な作品を作れるキットもある。キットの素材はリサイクルペーパーや生分解可能なラムズウールを使用しており、環境に配慮している。

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米カリフォルニア州が義務付ける「ジェンダーフリー」おもちゃ売り場

2021年10月、アメリカ合衆国のカリフォルニア州で、従業員500人以上の大規模小売店に対して「性別の明記のない玩具売り場の設置を義務付ける」法律が全米で初めて採択された。全商品ではなく、一部の玩具や育児用品が対象であるため、女の子用、男の子用それぞれのおもちゃ売り場は引き続き設置してもよいが、その他に「みんな用おもちゃ売り場」をつくりましょう、ということだ。

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公立中学生8,000人を対象に公共交通を無料にするプログラム

シアトルが取り組んでいる、バスなどの公共交通機関を12か月間無料で使えるカードを発行する「ORCA Opportunity」というプログラム。2018年に始まり、2021年11月には、公立中学生を対象に新しく8,000枚のカードを発行すると発表された。目的には、低炭素な交通手段への転換を促進すること、住民の経済状況にかかわらず移動手段を確保できるようにすること、移動を通じて地域の文化資源に触れる機会を増やすことなどが据えられる。

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牛の糞尿で再エネづくり。アメリカの農場で進む「バイオ」な実験

アメリカで燃料電池技術を提供するBloom Energyは、牛の糞尿から再生可能エネルギーを生産する技術を発表した。メタン消化装置によって牛の糞尿からバイオガスが回収され、ガス浄化装置を経て、電気化学的なプロセスによって再生可能エネルギーに変換される。通常、メタンを燃焼させると二酸化炭素が排出されるが、同社が開発した燃料電池は、燃焼せずとも再生可能エネルギーを生み出すことができる。

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子どもたちが大気汚染と戦う「ヒーロー」に。空気を綺麗にする通学用マント

エネルギー供給会社のE.Onエナジーは車での送り迎えをする代わりに、親子で歩いて登校するよう促すキャンペーンを実施。その一貫として、子どもたちが通学中に羽織るだけで空気を綺麗にすることができる特別なマントを作製した。マントには、空気中の有害な物質を吸収し分解する特別な布素材・Breath®が導入されており、1年にガソリン車2台またはディーゼル車4台が排出するのと同等量の汚染物質を除去することができるという。

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