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”結婚不適合者”を目指すジェンダー教育ボードゲーム「Arranged」

世界で最も女性の権利に関して保守的な国の一つ、パキスタン出身のデザイナーが、「望まない相手との結婚を避ける」ユニークな教育ボードゲームを作り上げた。ランダムにカードを引き、Aunty(仲介人)から良く思われない行動を重ね、出来るだけ結婚を避けることが目的のこのゲームを通して、結婚の慣習を気軽に見直すチャンスをつくる。同時に、女性が自分の意思による選択をすることに自信を持つことにもつながる好事例だ。

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ペットボトルとアルミ缶を、本と交換してくれる書店

イタリア南部の小さな町ポッラの書店「Ex Libris cafe」では、使用済みのペットボトルや空き缶を書店に持ってきた子供に、無償で本を提供。14歳未満なら誰でも、ペットボトル1つとアルミ缶1つのセットを持ち込めば、本1冊と交換してもらえる。この活動で提供される本は、書店に立ち寄る客が自分の分と同時に、“次の本にアクセスできない誰か”のためにもう1冊分も払っていく「Suspended books(保留本)」というシステムで寄付される。

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東京五輪のメダルを使用済み家電でつくるプロジェクト

2020年開催予定だった東京オリンピック・パラリンピックでは、使用済みの電子廃棄物から、アスリートに授与するメダルを製作するプロジェクトが進められていた。携帯電話やパソコン、ゲーム機、ドライヤーなど、さまざまな使用済み家電を、全国の参加自治体に設置された回収ボックスや宅配等により回収し、最終的に金・銀・銅のメダルに再生する。都市鉱山から栄誉あるメダルをつくるリサイクルプロジェクトである。

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代替品でつくる、世界初の「豆なしコーヒー」

気候変動による干ばつや害虫の増加などにより、コーヒー豆の生育に適した場所が徐々に減少する中、アメリカのスタートアップが豆のいらない代替コーヒーを開発。リバースエンジニアリングにより、メロンの種やヒマワリの種を分析して、分子レベルでコーヒーの見た目と味を再現している。実際にワシントン大学で行われたスターバックスとAtomoとの比較試飲調査では、70%の学生がAtomoの方が美味しいと答えた。

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点字で時間が“読める”スマートウォッチ「Dot Watch」

韓国のDot Incorporarion社が手がけるスマートウォッチ「Do Watch」が他のスマートウォッチと違うのは、すべての情報を文字や画像ではなく、時計の文字盤に浮き出る点字で表示するということ。アラームやストップウォッチ、Bluetooth、点字学習の機能などの便利な機能もついている。目の不自由な人の生活の質向上に向けてつくられた、持ち運びやすくコストも低い製品。

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光る藻の遺伝子を街路樹に移植して街灯にするプロジェクト

デンマークのスタートアップAllumen社による、光を発する微細藻類から遺伝子を取り出し、コペンハーゲンのいたるところにある街路樹に移植する取り組み。木そのものを傷つけることなく発光させ、街灯代わりにすることで、都市の電気の消費を大幅に抑えることができる。この藻は完全なる植物由来で、二酸化炭素と太陽光、そして水があれば発光可能なので、さまざまな地域での応用が期待される。

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3Dプリンターでつくった100%植物由来の堆肥化可能なお皿

BBQやアウトドア活動にぴったりな、ドイツ・Leaf Republicの100%植物の葉でできたお皿。植物の葉とヤシの木の繊維を3Dプリンターでプレスした製品で、薄いように見えて丈夫なため、使いまわすことが可能。プラスチックやノリ、化学製品などを一切使用しておらず、28日で土に還る。また、木の「葉」を使用しているので、木を切り倒すことによる森林破壊も起こらない。

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伝統職人の技術を子供につなぐ、京都の雑貨ブランド「aeru」

「0歳からの伝統ブランド」をテーマとしている、京都の雑貨ブランドaeru。職人の高齢化・後継者不足や需要の低迷などの課題に取り組むため、子供用の食器やおもちゃ、出産祝いセットのタオル等に「先人の智慧」から得た工夫を入れることで、子供の健やかな成長を促すと共に、日本の伝統を次世代につなぐ仕組みを作っている。また、割れたり欠けたりした器を「金継ぎ・銀継ぎ」によって修繕する取り組みも行っている。

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紙と太陽光のみを活用した水浄化装置

ニューヨーク州立大学バッファロー校の研究者チームが立ち上げたSunny Clean Water社が、太陽光を利用したシンプルな水の浄化装置を作り上げた。太陽光を使って発生する熱を機械で閉じ込め、水に含まれる塩分やバクテリア、泥などを取り除く。そして蒸気が凝結し冷えると、容器に衛生的な水となって貯まるという手法。資源に乏しい地域や、自然災害などの影響で水の入手が困難な地域での利用が期待される。

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天気に左右されずサイクリングが楽しめる自転車専用ロード「MINILOOP」

CO2を出さず健康にもいい自転車通勤だが、天気に左右されることが多い。そんな課題を受け、サイクリング専用ロード「MINILOOP」がロシアに誕生した。パイプ状にデザインされた通路には屋根がついており、温暖な地域では空気の通りをよくして、寒い地域では断熱構造にするなど、どのような天候下でも快適に自転車で走ることができる。これにより、道路から車の数が減り、大気汚染と交通渋滞が緩和されるだけでなく、自転車と歩行者の接触事故が減少する効果も期待されている。

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