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ニューヨークで持続可能な農業を。木を模した空中栽培システム「Glasir」

ベルゲンとニューヨークを拠点に活動するイノベーションスタジオのFramlabは、農業が環境に与える負担を減らすために空中栽培のシステムを取り入れた樹形の都市農業ソリューション「Glasir」をブルックリンに建設した。Glasirの大きな特徴は、空中栽培を行うモジュールがいくつも組み合わさっている点。空中栽培は、従来の農業で使う土地のわずか10%で同程度の収穫量を実現できるため、広い土地を確保できない都市に向いた農法だ。

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壊すときのことを考えて建てる、オランダのサーキュラー建築スタジオ「bureauSLA」

bureauSLAは建築家と建築史学者、都市設計家、エネルギー専門家からなる建築スタジオで、資源やエネルギー、廃棄物の潜在価値を最大限に高める建築プロジェクトを手掛ける。サーキュラーモデルの建物をデザインし、建物のストーリーを大事にし、お金のかからない中古資材だけでクリーンで魅力的な建物をつくっている。不要になったときのことを考えてからつくる・買うというサーキュラー思考を実践している。

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ブロックチェーンでプラリサイクルを可視化するノルウェーの「Empower」

ノルウェーの首都オスロで活動するスタートアップEmpowerはプラスチック問題を解決すべく、さまざまな地域の人々にプラごみを回収してもらう代わりにデジタルトークンを付与し、そのプラごみが回収後どのように活用されるかまでをブロックチェーン技術によって追跡できるシステムを作り上げている。ブロックチェーンを活用しリサイクル後にどうなったかを確認するトレーサビリティ(追跡可能性)&トランスペアレンシー(透明性)を保持することができる。

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食品のバーコードから「健康レベル」を測るフランスのアプリ

市場で売られる数多くの商品の中から体に良いものを自力で選び取り、栄養バランスのとれた食事を毎日するのは実際には難しいという課題を解決すべく、無料食品分析アプリ「Yuka」が開発された。商品バーコードをスマートフォンカメラにかざし、その商品がデータベース上に登録されていれば、すぐに健康スコアが100点満点で示される。また、栄養価、食品添加物、有機的側面の3つの指標に応じて「非常に良い・良い・普通・悪い」の4段階評価が表示され、栄養成分ごとの評価値も参照できる。

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「有害な男らしさ」と向き合うベルリンのファッションプロジェクト

公共交通機関で男性が足を広げて座る行為=マンスプレッディング。この「有害な男らしさ」に対抗しようと、ベルリン芸術大学の学生2人が「RIOT PANT PROJECT」を立ち上げた。これは「Give us space(スペースをくれ)」などのメッセージをプリントしたパンツを履き、股を大きく開いた写真を世界に向けてインスタグラムで発信するというもの。一部のマナー違反者への啓発を行うとともに「男らしくあれ」という社会からのメッセージに苦しむ男性にもプロジェクトを届けることを目指している。

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宇宙ゴミから誕生したナイキの新作スニーカー「Space Hippie」

ナイキ社がサーキュラー型の新作スニーカーコレクションを発表。コレクションの名前は「Space Hippie(スペースヒッピー)」。NASAの宇宙飛行士が船外遊泳をしている際に、製造工場の床に落ちている廃棄物やくずを「宇宙ごみ」として活用している。それらを再生させて靴の原料にすることで、環境負荷を限りなく低くする。

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米スタートアップが開発、バクテリア由来のサステナブル染料

染料を作る際に大量の石油が必要だったり、布を染める際の汚染水が流出したりと、染色は衣類製造工程のなかでも環境負荷が高い。一方、環境負荷を低減できる植物由来の染色は、手間がかかり均一に染まりづらいという懸念があった。これを解決するため、米Tinctorium社が開発したのは、バクテリアを用いた発酵技術によるインディゴブルー染料。砂糖を与えるとインディゴの素となる前駆体を分泌するバクテリアを設計し、特許を取得した。

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環境汚染とバイタク運転手の低賃金問題を解決するルワンダ発「電気バイク」

東アフリカでよく利用される交通手段・バイクタクシーが、排気ガスによる環境負荷や運転手の貧困が現地の社会課題となっている。ルワンダのAmpersand(アンパーサンド)社が新たに開発した電気バイクタクシーは、従来のガソリンバイクに比べ温室効果ガスの排出を75%削減。耐久性やパフォーマンスにも優れており、振動や騒音を低減する効果もある。また、これまでかなりの額を費やす必要があった燃料代やメンテナンス費を節約できるため、運転手の収入増が期待されている。

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リサイクルできる木造9階建てマンション、550トンのCO2排出削減に貢献

スウェーデンの建築デザイン会社C.F. Møller Architectsは、CLT板を全面的に使用した9階建ての木造マンション”Kajstaden”の設計を手掛けた。CLT板とは、ひき板を並べた後、繊維方向が直交するように積層接着した建築素材のことで、分解もしやすく、断熱性や遮炎性、遮熱性、遮音性など複合的な効果が期待できる。木目を使用した見た目も温かみがあり、住居空間の雰囲気作りによく使われている。

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