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熱帯雨林の途上国にも電力を。大気中の水蒸気から電気をつくるイスラエルの研究

2019年電気にアクセスできない人は世界に約8億4000万人いるが、エネルギー最終消費に再生可能エネルギーが占める割合は17.5%だ。そこでイスラエルのテルアビブ大学では大気中の水蒸気と金属から電気をつくる研究が行われた。実験では湿度が60%を超えるときに電気が発生することがわかウィ、多くの人が電気にアクセスできない状態にある熱帯地方の途上国において、重要な再生可能エネルギー源になる可能性を見出した。

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人間の排泄物も無駄にしない。花の香りが吹き込むコンポストトイレ

ラトビアのデザイン会社ZELTINIは、水を全く使用せずに排泄物を処理できるコンポストトイレ「Z-BIOLOO」を開発した。水洗トイレは便利である一方、大量の水使用の問題や、流された排泄物が適切に処理されない場合に感染症を引き起こす問題がある。「Z-BIOLOO」は水を使用しないだけでなく、排泄物からできた堆肥をトイレの屋上に設置された芳香植物のガーデンに利用することで、トイレを使う人が花の香を楽しめる工夫が施されている。

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売れ残りの服を再び羽ばたかせる、ファッションリメイクコンテスト

繊維商社の豊島株式会社が主催する、参加型リメイクコンペティション「Clothes Renovation Contest」は、ファッション業界の課題の中でも大量廃棄の問題に焦点を当て、リメイクにおける個人のクリエイティビティとセンスで、ファッション業界のサステナビリティ実現に貢献できるコンテストだ。廃棄されてしまう新品の服を使用し、自由にリメイクする。コンテストを通じて、社会課題自体へ目を向けるきっかけを提供している。

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停車ボタンはスマホ。英国発、ウィズコロナ時代の公共EVバス

イギリスのスタートアップArrivalはEVバス「Arrival Bus」を発表した。Arrival Busは、環境負荷の少ない電力走行とソーシャルディスタンスを可能にするフレキシブルな座席が特徴的だ。スマートフォンアプリを使ってボタンを触らずに停車のリクエストを送ることもできる。モジュール生産方式を用いた地元の小規模工場で製造され、地方のサプライチェーンの利用や雇用創出、地方税を支払うことなどで、地域経済の再生を目指している。

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組み立ても壊すのも簡単。サーキュラーエコノミーを実現する「ハチの巣」型住宅

HIVEは、「ハチの巣」からインスピレーションを受けたハニカム構造(六角形)の住宅・共有施設である。ミツバチが巣をつくるように綿密に、耐久性を持って作られ、居住者にあわせて家をカスタマイズできる。さらに食料づくり、エネルギーづくりを含むサーキュラー・エコノミーのスキームを作り、土地の生態系や自然の再生を促進していることも特徴的だ。断熱効果は高く、廃水はリサイクルされ、電力も太陽光などの再生可能エネルギーを利用して自給自足できるよう設計されている。

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200年の歴史を持つウイスキー「ジョニー・ウォーカー」が100%プラスチックフリーな紙ボトルへ

200年の歴史を持つウイスキー「ジョニー・ウォーカー」を製造するDiageo(ディアジオ)社は、2021年に同商品を紙ベースのボトルで発売すると発表した。通常、紙パックは内側をプラスチックでコーティングすることで液体が漏れるのを防ぐが、Pulpex(パルペックス)社が開発したこのボトルは内側のコーティングに樹脂を用い、100%プラスチックフリーとしたことで完全にリサイクルすることが可能となった。

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軽くて丈夫で何度も使える。折り畳める水筒「Origami Bottle」

ブルガリアのDiFOLD社は、日本の折り紙の技術を取り入れた、折り畳んで持ち運べる水筒「Origami Bottle」を開発した。おしゃれなデザインだけでなく、軽くて丈夫なTPCポリマーと呼ばれる素材を使い、品質を落とさずにリサイクル可能なのが特徴だ。食品容器としての衛生基準もクリアしているほか、ブラシや食洗機も使用でき、何度もきれいに洗って使うことができる。

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英国で始まった、聴覚障がい者のためのオンライン「手話ヨガ」

イギリスで聴覚障がい者のためのオンライン「サイン(手話)ヨガ」クラスが開講したのは、ヨガインストラクターであり、手話通訳士のベサニー・マザーさん。イギリスのサインヨガの第一人者となった彼女は、同国内では精神面の問題を抱える聴覚障害者が多いという調査結果をきっかけに、聴覚障害者が外出自粛中を健康に過ごせるよう無料で「音声のない」ヨガ動画の公開を開始した。現在は、インストラクター向けのサインヨガ講座にも取り組んでおり、その普及に努めている。

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アルミ缶と堆肥を緑の外壁に。まちを彩るロンドンのサーキュラー建築プロジェクト

フランスを本拠地とする水処理大手ヴェオリアの英国法人である「ヴェオリアUK」が、テムズ川付近の5階建ての建物にリサイクルされたアルミニウムと堆肥でできた緑の外壁づくりに挑んでいる。壁の建設にはアルミニウムは約2トン、堆肥は約1.5トンを要し、2021年を完成の目処としている。アルミニウムはロンドンしないより回収したアルミ缶をリサイクルし、廃棄物処理問題に新たな解決策を見出す。

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投票用紙を、憧れの舞台への入場チケットに。EUの“行きたくなる”選挙

ドイツ航空大手のルフトハンザは、選挙における郵便投票の利用者を増やし投票率を向上させたいという狙いから、普段はなかなか入れない“特別な場所”で投票用紙に記入して郵便投票ができる「#SayYesToEurope」というイニシアチブを支援している。コンサートホールやクイズ番組のスタジオ、ルフトハンザのフライトトレーニングセンターなどに投票所が設置された。ソーシャルメディアでも話題となり、約3万8000人がこの方法で投票するために登録した。

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