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絶滅危惧種を救う「超スロー」で動くナマケモノロボット

開発者である米ジョージア工科大学が、絶滅危惧種を救うために開発したナマケモノロボット「SlothBot」。SlothBotは、2本の大きな木の間に張られたケーブルに沿って移動し、植物園の温度や天気、CO2レベルなどの情報を監視する。ゆっくりと動き、エネルギー効率がいいため、長期間継続して滞在することでしか見られないものを観察できるのが特徴だ。自然環境保全のほかに、作物の病気の早期発見や湿度測定、昆虫の蔓延監視といった精密農業への使用も期待される。

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オランダ発、人を土の栄養に変えるコンポスト棺桶

オランダのデルフト工科大学の学生が設立したスタートアップLoopは、菌を使った生きた棺桶を開発した。堆肥化のプロセスを促進するこの棺桶そのものは、30〜45日で堆肥化され、2〜3年で人の体を堆肥化させる。人体からの老廃物を栄養素に変えるだけでなく、周りの土の性質を改善し、新しい生命が繁栄する機会を与える。人間を再び自然と一体化させ、土壌を汚染する代わりに豊かにする棺桶だ。

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痛みを希望に。レバノン爆発による破損ガラスを伝統工芸品にアップサイクル

レバノンの爆発事故の悲劇を忘れないように、少しでも早く日常を取り戻せるようにという想いから始まった廃棄ガラスのアップサイクル。ベイルートの市民団体らが立ち上がり、破損したガラスを日常使いできる食器やインテリア雑貨に生まれ変わらせる活動を行っている。廃棄物削減と伝統工芸の保護に加え、爆発の爪痕とも言える破損ガラスを美しい食器によみがえらせるGGRILの活動に共感が広がり、また新たな雇用も生まれている。

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環境・伝統・ヒトを育てる千舟堂が展開する「輪島塗食器」

輪島塗ブランド千舟堂(せんしゅうどう)は、漆器づくりにおける環境負荷の低減に挑むと同時に、国産漆の復活をめざし、若手職人の育成をはかる「国産うるしプロジェクト」を立ち上げた。千舟堂が販売するお碗「iro椀(いろわん)」の売り上げの3%を国内の漆の植樹に活用することでカーボンポジティブを目指すほか、植樹による国産漆の安定供給や若手職人による伝統産業の存続など、輪島漆食器で環境保護・伝統継承・人材育成の「三方よし」を実現する。

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イギリスの学校、LGBTQ+についての教育が必須に

イギリスが、性の多様性について学べる包括的な教育へシフトした。同国教育省が新たに定めたガイドラインでは、イギリスの学校では2020年9月から、LGBTQ+に関する内容を含めたカリキュラムを提供することが必須となったのだ。今後、高校では性的指向、性自認、健全な関係といったテーマについて、小学校ではLGBTQ+の家族を含む多様な家族のかたちについて学べるようになる。

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ホームレス問題と放置自転車を解決するシェアサイクル事業「HUBchari」

認定NPO法人Homedoorは、ホームレスの人々をはじめとする 生活困窮者への就労支援・生活支援や、ホームレス化の予防事業、ホームレス問題に関する啓蒙活動を行う。ただ寄付を促すだけではなく、ホームレスの人々の得意なことである自転車修理に着目したシェアサイクル事業「HUBchari」を立ち上げ、ホームレス問題と大阪の放置自転車という二つの社会課題を同時に解決する。

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「顔の見える」難民とともに。カラフルな日本の未来をつくるWELgee

難民の人たちへの就労支援や彼らを交えた交流の場づくりなどを行うWELgee。現在は就労伴走事業「Job Copass」に力を入れて取り組んでおり、プロフェッショナルなスキルを持った人はホワイトカラーの企業に紹介し、マッチングを行う。これまでに8名がITエンジニアや新規事業の担当など、さまざまな業種で雇用された。WELgeeでは、支援者―受益者という関係性ではなく、共に未来をつくっていく仲間として接することが大事にされている。

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京阪グループが展開する京都のサステナブルなホテル「GOOD NATURE STATION」

京阪グループが運営する「GOOD NATURE STATION」は京都河原町にあるホテル。「SDGs」「オーガニック」という言葉を意識はしているものの、あえてそれらを前面には出さずに、商品や宿泊体験を通じて「なんだか心地いい」感じを一般の生活の中に織り交ぜている。環境に配慮した建物や敷地利用を評価する認証「LEED認証」と、健康・快適な室内環境を評価する認証「WELL認証」を取得している。

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住宅の半分をひらいて、ベーシックインカムを得る暮らし「Isecho Nest」

建築家の高橋良弘さんがデザインする「Isecho Nest」が「シェアすることで、よりライフスタイルが自由になる家づくり」を提案している。日本の古い住宅の「縁側」や、玄関を開けておく風習など、本来持っていた“境界の曖昧さ”を建築内に取り込み、地域と住宅、相互の価値を高めることに加えて、「気持ちの良い空間を地域にお裾分けする」という生活の新しい楽しみ方を作り出す。

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大学の屋上で自給自足。タイに誕生したアジア最大のオーガニック農園

タイのタマサート大学は、地域のフードセキュリティの確保を支援するため、首都バンコクの近くのキャンパスに236806平方フィートの広さを誇る屋上農園「Thammasat Urban Rooftop Farm」を作った。同農園は、屋上を使ったオーガニック農園としてはアジア最大の広さであるという。年間20トンものオーガニック食材を育てられ、キャンパス内での食事に使われる。さらに食堂で食品廃棄物を集めてコンポスト化もする。

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