スペイン・アンダルシア州の州都であるセビリアは、市内に生えている48,000本ものオレンジの木を活用して、オレンジが発酵するときに生じるメタンからクリーンエネルギーを生成する取り組みを、試験的に始めている。最初の計画では、地元の水道事業者である「Emasesa」が35トンのオレンジからクリーンエネルギーを生成し、浄水場を動かすのに使うという。そしてゆくゆくは、家庭に電力を供給することも視野に入れている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。