マイクロプラスチックよりもさらに小さいナノプラスチックが海中で発見され、問題になっているが、信州大学の研究チームはナノプラスチックが入った水にペクチンと鉄 (III)を加えると、ナノプラスチックが凝集沈殿を起こすことを発見した。ペクチンはレモンやりんごなどの果物に多く含まれる食物繊維の一種で、果物の皮にも多く含まれている。将来的に、食用にできず廃棄される果物の皮部分を使ってナノプラスチックを除去できるようになるかもしれない。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。