レバノンの爆発事故の悲劇を忘れないように、少しでも早く日常を取り戻せるようにという想いから始まった廃棄ガラスのアップサイクル。ベイルートの市民団体らが立ち上がり、破損したガラスを日常使いできる食器やインテリア雑貨に生まれ変わらせる活動を行っている。廃棄物削減と伝統工芸の保護に加え、爆発の爪痕とも言える破損ガラスを美しい食器によみがえらせるGGRILの活動に共感が広がり、また新たな雇用も生まれている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。