FAOによると重要なタンパク源の一つである水産物の35%はフードロスになっており、そのうち65%は冷蔵設備不足によるという。この問題を解決するため、ナイジェリアのスタートアップ「Eja-Ice」は魚を保管するための冷蔵庫を、魚を販売する女性たちに低価格で貸し出すサービスをはじめた。これにより魚の廃棄量を大きく減らしながら女性たちの収入を上げることに成功した。また、この冷蔵庫は太陽光を使い、フロンを使用せず環境負荷を減らしている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。