カナダ・バンフ市は、熊などの野生動物に耐えられる食品廃棄物専用のゴミ箱を設置している。ゴミ箱に入れられた食品廃棄物は、処理施設に運ばれ堆肥化される。野生動物が多く民家の庭で堆肥化ができないバンフならではの取り組み。すべての食品に加え、コーヒーフィルター、ティーバッグ、紙ナプキン、食べ物で汚れてしまったピザ箱なども処分できる。食品廃棄物は埋め立て処分されると分解に数十年かかり、温室効果ガスを放出し続けるため、この取り組みは気候変動対策として有力である。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。