パリ近郊に本社を置き、フランス全土、そしてヨーロッパ各地に進出している大手スーパーマーケットのカルフールが、生産された97%の青果が「違法」扱いになっている現状に疑問を投げかけるべく、少し過激なプロモーションを展開した。スーパーの一角を黒一色で染め抜き、「違法」な規格外野菜を売るブラックマーケット(闇市)を演出をした。有機農法へのこだわりがありながら、不揃いな野菜を許容しないフランスの法制度・社会的態度に疑問を投げかけた。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。