シンガポール国立大学の研究チームが開発した、湿気を除去して室温を下げ、電気を生み出すハイドロゲル。周りの空気の水分をゲル本体の重量の2.5倍以上吸収し、7分という短時間で湿度を80%から60%まで下げることができる。安価で簡単に少しの材料で生産でき、屋内および屋外の相対湿度を減らすのに適用できる。電気を必要とせず、エアコンとともに使用する場合も電力使用量を大きく削減できる。単3電池と同等の約1.8ボルトの電気も発生させ、緊急電源としても使用できる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。