都市農業の世界的なモデルケースとなる高層ビル「World Food Building」は、同社の特許技術を用いて実に年間500トンもの食料を生産できる。また、農作物の生産に使用されるエネルギーの少なくとも50%はオフィスエリアの床下暖房として利用され、オフィスエリアで排出されるCO2は野菜の生産に利用される。この循環型システムにより、伝統的な農業に比べて毎年1000トンものCO2と5000万リットルの水を削減することができる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。