南米の最北端にあるグアジラ半島は沿岸の砂漠地帯で、最も貧しい地域の一つだ。工芸品の生産が盛んだが、電気へのアクセスがないため、夜間の仕事や勉強はままならない。そうした中、現地のスタートアップE-Dinaは、水筒のようなものに塩水を入れるだけで、マグネシウムが電気エネルギーに変換されて光が灯るランタンを開発した。Waterlightは、わずか0.5リットルの塩水で、最長45日間光が持続する。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。