複数の大学の共同研究によって、80回リライトできる紙が開発された。この技術の要は、紙に塗るコーティングだ。プルシャンブルーと二酸化チタンからできたコーティングを塗って普通の紙をUV印刷仕様に変える。この技術によって、UVライトで紙に印刷し、120 ℃の熱を与えて文字を消すというサイクルを80 回以上繰り返すことができる。印字された文字を消すのが簡単なので、新聞やポスターなど短期間で載る情報が変わる媒体に向いている技術だ。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。