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メキシコの先人の知恵に学んでつくられた「災害に強い駅」

建築事務所Aidia Studioは、メキシコのトゥルムの鉄道駅を改修する計画を発表した。マヤの伝統的な幾何学模様を彷彿とさせる同駅の形状は、ホームを通過する風や空気の流れをできるだけ多くすることを目指して設計され、雨を避けるために必要と判断された部分だけがガラス張りになっている。また、再生可能な資源から作られたトロピカルウッドの使用が、空間に暖かさと質感を加えている。

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プラごみをバクテリアで変える「バニラの香料」

イギリスのエディンバラ大学の研究者たちが、バクテリアを用いてプラスチックごみをバニラ香料の「バニリン」に変える方法を開発した。特徴的な味と香りを持つバニリンはバニラの代替となるため、飲食からコスメ業界、除草剤や洗剤にまで幅広く使用され、その需要は2018年度には37,000トン以上にのぼる。今回の研究が実用化に至れば、プラスチックごみからこれらの需要を満たせるようになるかもしれない。

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アート「プラスチックの蛇口を止めよう」から広がる関わりしろ

Von Wong氏は、プラスチック問題を啓発するため、「#TurnOffThePlasticTap」のプロジェクトを実施した。ビルの3階ほどの高さにある巨大な蛇口から、大量のプラスチックが溢れだすオブジェを作成し、公園や海辺に設置して撮影した。ただ撮影して終わりにするのではなく、クリエイターやアーティストに対しては、本作品のリミックスを作ることを提案し、それ以外の人に対してはさまざまなアクションを提示している。

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廃棄木材から生まれた、カーボンネガティブなバイオプラ

ドイツのMade of Air社は木が吸収した炭素がずっと固定されるよう、廃棄される木材から作ったバイオ炭を原料とするバイオプラスチックを開発した。ライフサイクル全体で排出するCO2よりも多くのCO2を蓄える、カーボンネガティブな素材。除去した炭素をできるだけ長く保持させたいという理由から、このバイオプラスチックを車や家具など寿命の長い製品に利用することを想定している。

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ヌード検閲から逃れるためアダルトサイトを利用するウィーンの美術館

オーストリアのウィーン観光局は、市内の美術館の作品をサブスク型SNSのOnlyFansへ公開することを決めた。ポルノ画像と芸術的または非性的ヌードの明確な線引きは難しく、通常のSNSで美術館の作品を掲載しても、公開停止の措置を取られることがあるためだ。OnlyFansは特段アダルト向けに作られたサイトではないが、性的コンテンツに寛容であり、1億3,000万人の利用者がいる。他のヌード規制をしているSNSではできない、大胆な取り組みだ。

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持続可能な開発の先にある「リジェネラティブ開発」

イギリスのチャリティ団体コモンアースは、気候変動に脆弱であるコミュニティがよりサステナブルかつレジリエントに変化に対応できるよう、リジェネラティブ開発を支援している。たとえばドミニカ共和国で現在取り組んでいる「Project CETI」は、高度なAIなどの最新技術を駆使して、海洋プラ問題に直面するマッコウクジラの声に耳を傾け、翻訳し、さらには対話することを目指している。

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寒天由来のバイオプラスチックでできた「フローラル・ランプ・シェード」

寒天由来のバイオプラスチックでできたフローラル・ランプ・シェードは、毛糸状の寒天プラスチックをベルのような形に編み上げたものに、寒天プラスチックでできた「寒天フラワー」を、毛糸状の寒天プラスチックで編みつけてデコレーションしている。寒天プラスチックは水を加えて熱することで液状の素材に戻すことができるため、何度でも新しい形に作り替えることができる。オレンジの皮、玉ねぎの皮、アボカドの種などを使って染色している。

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ブラジルのスラム街に設置した太陽光発電パネル「Revolusolar」

ブラジルのスラム街(ファベーラと呼ばれる)で太陽光発電を通して格差縮小を目指すプロジェクトが非営利団体Revolusolar主導のもと実施されている。同プロジェクトでは民間セクター、地方公共団体、地元住人など様々なステークホルダーが協力し合い、ファベーラに太陽光パネルを設置。住民たちの電気代コストを下げるとともに、街にサステナブルな電力供給を行うことを目指している。

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生活困窮者が気軽に食事を注文できるプラットフォーム「Bento」

飢餓や栄養失調のない世界を作ることを目指して開発されたBento。利用者はプログラムに登録後、スマホで“Hungry”というショートメッセージを送るとメニューが選べ、店頭でメニューを受け取るしくみ。提供されるのは健康に配慮した栄養のあるメニューだという。また、アプリのダウンロードは不要のため、スマホさえあれば利用できる点や、飲食店側も参加のために別途システムを導入する必要がなく、簡単に参加できる点も特徴だ。

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リジェネラティブ農業を広げる「Regenerate Costa Rica」

リジェネレートコスタリカは、コスタリカにある国際協力大学のプロジェクトの1つである。自然環境を破壊することなく社会的正義を実現し全員が豊かに繁栄していくためのドーナツ経済学の考え方を基盤とし、ブルー・マーブル・エボリューションという評価アプローチを取り入れ、すべての生命体の可能性を再生しようとしている。具体的には、2030年までにコスタリカにある農地の4分の3をリジェネラティブ農業にする目標を掲げている。

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