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死を意識することで未来の世代に思いを馳せる思考法「デス・ナッジ」

デス・ナッジとは私たちの寿命が有限であるという事実を適切なタイミングで通知されることで、その後の行動が変わることを指す。そんなデス・ナッジとはどのように長期思考につながるのか。書籍『グッド・アンセスター』と、2021年10月にDeep Care Labが主催した、気候変動時代のウェルビーイングを探求するオンラインプログラム「Weのがっこう」の「わたしと過去・祖先」セッションでの体験から考えた。

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吸水シートの要らない、100%リサイクル可能な肉パッケージ

英国で開発された、細かいくぼみのある肉用トレー。くぼみにドリップが入ると、トレーを振ったり逆さにしたりしてもドリップが流れ出ないため、吸水シートと同じ役割を果たす。水で洗えば汚れが落ちるため100%リサイクル可能だという。英国ではプラスチック製の肉用トレーごみが毎年約80万トン出ており、そのうち5~8%は吸水シートのごみだ。新たに開発された肉用トレーを活用できれば、吸水シートの廃棄物削減につながる。

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LUSHが人々のウェルビーイングのためにSNSを停止

自然派化粧品を通してウェルビーイングな時間の提供を目指すLUSH(ラッシュ)が、2021年11月、人々のウェルビーイングのために公式SNSの更新をストップした。同社が更新をストップした理由は、元Facebook社の従業員によって2021年10月に暴露された「SNSを使い続けたくなるアルゴリズム」に対し、世界規模の規制を求めるためだ。ラッシュは、新しく顧客と繋がる方法を模索し、他の場所でより良いコミュニケーションの場を構築していく。

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生産者と消費者がコンポストでつながる新しい循環の仕組み「CSAループ」

都市での生活者がつくったコンポストを農家に届け、農家の野菜を生活者に届けるCSAループでは、野菜の受け渡しを行うのが基本のルーティンだ。消費者が堆肥を持参していた場合、生産者は、受け取った堆肥を野菜を積んできたスペースに載せて帰るので、運搬コストも最小限に抑えられる。野菜の受け渡しのタイミング以外にも、会員が生産地に足を運び、現地で交流する機会も大事にしたいと考えている。

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フィリピンに誕生した「ゼロ・ウェイスト島」

約7,600の島々で構成される国、フィリピンで、海洋ごみの削減に取り組むアポ島が「ゼロ・ウェイスト島」として認定された。アポ島は、現地NGOなどの力を借りながら、住民へのごみの分別方法の周知やごみの分別収集システムの構築、堆肥化の実施、資源回収施設の設置、廃棄物評価などに関するトレーニングなど、廃棄物を管理する仕組みを導入している。今後はゼロ・ウェイストへの取り組みを通して女性の生計向上にも取り組む予定だ。

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魚が売場に並ぶまでのを可視化する「江戸前フィッシュパスポート」

東京都内に複数の店舗を持つ魚屋「sakana bacca」が新サービス「江戸前フィッシュパスポート」を開始した。ブロックチェーン技術を活用し、魚の漁獲から売り場に並ぶまでの経路を可視化する。買い物客はQRコードを読み取ることで「誰が・いつ・どこで漁獲した魚で、どのように自分の手元まで届けられたのか」といった情報を知ることができる。トレーサビリティの確認のシステムを持っていることが当たり前になる世の中に向けた第一歩だという。

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バルセロナ、車を手放した人は交通機関が3年間無料

スペイン・バルセロナでは「マイカーを廃棄すれば、公共交通機関の使用が3年間無料になる」という脱クルマへのインセンティブになる政策が導入された。環境対応基準を満たさないガソリン車や軽油車などの車が対象となり、該当者には3年間無料で使える交通カード「T-verda」が支給される。同市内には公共交通機関ネットワークが張り巡らされており、深夜まで運行しているため、車なしでも快適に移動できるという。

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ポップコーンでできた断熱材

ドイツのゲオルク・アウグスト大学ゲッティンゲンは、ポップコーンでできたボード状の断熱材を開発したと発表した。ポップコーンでできた断熱材は軽いため、輸送にかかるコストや環境負荷を削減できるほか、製品寿命が長く、断熱性や防火性にも優れているという。コスト効率良く工業的に生産することが可能なため、建築資材を取り扱うドイツの企業「Bachl Group」とライセンス契約を結び、今後商用化される予定だ。

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乗鞍高原でサッカーを通して学ぶ、サステナブルな地域づくり

国立公園の脱炭素化やサステナブルな観光地づくりを目指すエリア「ゼロカーボンパーク」に認定された中部山岳国立公園の乗鞍高原で、自然体験と“スポーツの力”を掛け合わせたツアーが開催された。長野のJリーグクラブチーム「松本山雅FC」や環境省などが共同で企画しており、ボールを使って大自然の中でワークショップを開催したり、特別天然記念物「ライチョウ」について学ぶレクチャーを開催したりと、人間の行動と自然のつながりを感じられるツアーだ。

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排熱を利用し、新潟で栽培したバナナ「越後バナーナ」

新潟で産業廃棄物処理事業を営むシモダ産業は、産廃処理の際に発生した排熱を再利用してバナナ「越後バナーナ」を栽培している。産廃処理で発生した排熱は温水プールに使うのが一般的だが、栽培用ハウスに利用することで熱を運ぶコストや建設コストが少なく済むという。越後バナーナの古皮を再生紙として循環させるため、いわゆる「バナナペーパー」として和紙工房と提携し、「越後バナーナ和紙」として商品化を進めている。

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