ベルリン市が検討を進める、世界最大の「クルマ禁制」エリア
ベルリンの市民団体「Volksentscheid Berlin Autofrei」は、同市の鉄道路線であるベルリン環状線の内側を、車の利用が原則禁止されるカーフリーエリアにしようと活動し、目標に賛同する約5万人の署名を集めた。ベルリン市政府がカーフリーエリアにするための法律を導入するか検討している。同エリアでは、車の利用を1人あたり原則年12回までに制限するという案が提出されている。車を使う場合は、オンライン申請で許可を取得する仕組み。
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ベルリンの市民団体「Volksentscheid Berlin Autofrei」は、同市の鉄道路線であるベルリン環状線の内側を、車の利用が原則禁止されるカーフリーエリアにしようと活動し、目標に賛同する約5万人の署名を集めた。ベルリン市政府がカーフリーエリアにするための法律を導入するか検討している。同エリアでは、車の利用を1人あたり原則年12回までに制限するという案が提出されている。車を使う場合は、オンライン申請で許可を取得する仕組み。
海は古来よりCO2を吸収してきたが、近年は大気中のCO2濃度の増加に伴いCO2を吸収しすぎてしまい、海が大気中のCO2を吸収することで起こる「海洋酸性化」が進むと海がCO2を吸収する能力が低下するという。米国企業「Ebb Carbon」は海水淡水化施設や養殖施設などから受け取った塩水を水酸化ナトリウム(NaOH)と塩酸に分離。そしてNaOHだけを海に戻すことで、海水の酸性化を抑えてCO2吸収能力を向上させる取り組みを行っている。
スウェーデンはすべての幼稚園が伝統的なジェンダーの役割とジェンダーのパターンを見直すこと、そして、子供たちに定型化されたジェンダーの役割を超えて探求することを義務付けている。たとえばエガリア幼稚園では、先生が「男の子」と「女の子」と言う代わりに「友達」や「名前」で呼ぶこと、与えるおもちゃをジェンダーで分けないことなど、これまでのジェンダーイメージや固定概念を生まないような工夫が実践されている。
スペインの建築スタジオ「Arquimaña」は、木製の自転車「OpenBike」を自作するためのマニュファクチャリング・ファイルと組立マニュアルを同社のウェブサイト上で無料で提供している。OpenBikeのパーツは、工作機械であるCNCミリングマシンおよび3Dプリンターで作ることができる。Arquimañaは、こういった機械を使える地元の工房を利用することを勧めており、地域経済の活性化につなげようとしている。
中国最大のECプラットフォーム「Tmall」において、年1回のセール期間中にさまざまなブランドの靴を一足ずつ購入できる「#TheOneShoeProject」を実施した。中国では約2400万人もの人々が片足だけの靴を必要としているが、これまで2足分の値段を支払うしかなかった。プロジェクトのためにデザインされた一足のみの販売用ボックスが用意され、プラットフォーム上で左右一足だけ購入できる。靴の値段は通常の半額となっている。
Veg of Lundが代替ミルク「じゃがいもミルク」を開発した。じゃがいもと菜種油などを原料とし、味は豆乳やオーツミルクと似ているが、他の植物性ミルクと比べて癖が少ないという。本来、植物性タンパク質は動物性タンパク質よりも流動性が非常に高いため、牛乳のようなクリーミーさを再現することは難しいが、じゃがいものタンパク質とデンプンを独自の方法で加熱し、オメガ3を豊富に含む菜種油と混ぜることで牛乳のような乳液を形成することに成功した。
英国のBBC Creativeは、ロンドン中心部にある地下鉄のグリーンパーク駅を、様々な植物の巨大ポスターやデジタルスクリーンで埋め尽くした。BBCで放送される自然ドキュメンタリー番組「The Green Planet」と連動した広告キャンペーンで、駅名も期間限定で「グリーンパーク」から「グリーンプラネット」に変更した。植物のポスターを制作する際、まるで異世界から来たような奇妙な生物を表現しており、自然に対する畏れを表現している。
スローフード協会が主催する「味の箱船」プロジェクト。消えてしまいそうな地域特有の食材を、世界共通のガイドラインで選定して記録する。気になった食材をクリックすると、それぞれ「食材の特徴」「歴史的、食文化的位置づけ」「生産を取り巻く状況」などが書かれたページが出てくる。「味の箱船」では食材をただ登録するだけでなく、地域の子どもたちや、更にその次の世代に直接伝え残していくためのアクションとして絵本を製作中だという。
ウォッカブランド「Alcoholic Vodka」は、ウェブサイトやボトルのラベルを通して消費者に「飲酒しない」ことを勧めている。蓋には“DON’T DRINK”と書かれたシール、大きく印刷された人体模型のイラストには、飲酒が悪影響を及ぼしうる身体のパーツに赤い三角形の警告表示マークが表示、その裏側には、飲酒がそれぞれの臓器へ与えうる負の影響が丁寧に説明されている。ラベルは学校や病院などでポスターとして使用できるように作られたという。
ウィーンのカフェ「Vollpension café」は、高齢者の経済的自立を支援し、彼らに生きがいを持ってもらえるようケーキ作りから接客まで担当する多くの高齢者を雇用してきた。それぞれが自慢のレシピを持ち寄り腕を振るう、おじいちゃん・おばあちゃんの家のような雰囲気のカフェだ。2020年から高齢者がお菓子の作り方を教えるオンラインライブレッスンの提供を開始し、高齢者がデジタルスキルを身に付ける機会に繋がっている。