海は古来よりCO2を吸収してきたが、近年は大気中のCO2濃度の増加に伴いCO2を吸収しすぎてしまい、海が大気中のCO2を吸収することで起こる「海洋酸性化」が進むと海がCO2を吸収する能力が低下するという。米国企業「Ebb Carbon」は海水淡水化施設や養殖施設などから受け取った塩水を水酸化ナトリウム(NaOH)と塩酸に分離。そしてNaOHだけを海に戻すことで、海水の酸性化を抑えてCO2吸収能力を向上させる取り組みを行っている。