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溶融塩で蓄電し日没後も電力供給できる、世界最大の太陽熱発電所

オーストラリアに建設された、溶融塩の蓄電システムを使った世界最大規模の太陽熱発電所。従来の太陽熱発電は、夜間は発電せず、天候によって発電量が左右される点が課題だが、この太陽熱発電所では昼間に発電して電力を貯蓄し、日没後も溶融塩のバッテリーに貯めておいた太陽エネルギーを使用できる。これにより、バックアップ用の化石燃料を使用せずに、有害物質も排出せずに、化石燃料や原子力のような安定した電力供給が可能になる。

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処分される使用済みエアバッグをリサイクルしたヴィーガンシューズ

リサイクルしたエアバッグを素材とする靴。動物性素材や環境に有害な素材は使わず、ヴィーガン商品となっている。同社はエアバッグ以外にも、消費されたパイナップルの葉の繊維、リサイクルペットボトル、リサイクルタイヤ、保護されたコルク樫の木から採れる100%自然のコルク、製造過程において水やエネルギーを無駄にしないことを保証するエコなマイクロファイバーを使用した靴を販売している。

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処分PC内の金による宝石コレクション「The Circular Collection」

Dellがジュエリー会社と共同で発表した、パソコンのマザーボードに含まれる金をリサイクルして作る宝石コレクション。Dellのリサイクルプログラムから再生した金を材料に指輪やイヤリングなどのアクセサリーを生成する。伝統的な方法で採掘する方法よりも環境負荷が99%低減される。リサイクルによる持続可能なデザイン、購入による経済循環の価値を、ジュエリーという目に見える形で表現している。

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都市部でも太陽光発電が可能となる、二重構造で効率的に発電するソーラー窓

二重構造で効率的に発電するソーラー窓。従来のソーラーパネルは設置に場所を必要とするが、どんな建物にもある窓で効率的に発電ができるようになれば、都市部でも太陽光発電の普及が可能になる。このソーラー窓は、二重構造にすることによって、太陽光子を高エネルギーと低エネルギーに分けて処理する「太陽スペクトルの分割」が特徴。量子ドットが、吸収した光のエネルギーを長波長で再放射し、さらに窓の角で内部反射された光を窓枠に付けられた太陽電池が集め、電気に変えるという仕組み。

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プラスチックを使わない、インド製のステンレス鋼の弁当箱「ECO Brotbox」

ステンレス鋼の弁当箱や水筒のドイツブランド「ECO Brotbox」には3つの特徴がある。1つ目は、何度も使用可能で、最終的には簡単に他のステンレス鋼製品にリサイクルできる点。2つ目は、プラスチックのように人体に有害な物質の心配がない点。3つ目は、インドで長年ステンレス鋼を扱ってきた家族経営の会社に生産を委託し、フェアな労働条件のもとで生産が行われている点。プラスチックでない弁当箱の選択肢となっている。

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街で集めたペットボトルから作り、雇用を生み出すエコレンガ

EcoInclusionはペットボトルゴミ削減を目的とし、街中に設置したゴミ収集箱でペットボトルを集め、工場で粉砕し、セメントと添加物と混ぜてエコレンガを作っている。エコレンガは建材として使用される。ペットボトル由来のレンガは、土でできたレンガと特性がよく似ているが、より軽量で遮熱効果が優れている。環境への配慮だけでなく、レンガ生産の労働機会をもたらす社会性、リサイクルの重要性についての人々の意識を高めるという教育も、この活動の目的となっている。

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熱帯の海に合わせた高品質で効率の良いソーラーパネル設備「SolarSea」

オーストリアの会社が開発しモルディブに設置した、海の上で発電できるソーラーパネル設備。熱帯の海という環境に合わせ、波や潮流、極端紫外線、および湿度に強く、錆止めが施されたソーラーパネルを開発した。既存のグリッド電気を分析し、ディーゼルとソーラーのハイブリッドシステムを設計することで、従来より50%以上安い電気価格を実現している。土地が限られる島国で、まわりの海を活用し再生エネルギー供給量を増やす取り組みとして注目される。

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人々の公共スペースを取り戻す、コペンハーゲン港の海上公園「Parkipelago」

急速な開発が進む港町に、人々のレクリエーションの場所を取り戻すために作られた海上公園。20平米の小さい島など、いくつかのタイプの島が浮かべられ、時期に合わせて設置場所が変わる。島は、地元の再生可能な材料を用い、コペンハーゲン港内のボート製造場で、伝統的な木製ボート製造技術を用いて手作業で作られた。海面上昇が進み、海という場所の活用も必要となる中で、都市の新しい可能性と魅力を引き出すアイデアとなっている。

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窓で太陽光発電。貼り付けるだけで発電する透明な太陽電池

建物や車の窓などに使用できる、透明な太陽電池。有機分子を使って目に見えない紫外線および近赤外線の波長のみを吸収し、電力に変換する。既存の建物の窓に貼り付けるだけで発電でき、透明なため窓からの眺めを損ねない。従来のソーラーパネルと比べエネルギー効率は低いが、建物が密集しソーラーパネルの設置が難しい都市部でも、多くの場所に設置できる可能性を持つ。広大な面積になる建物の窓を透明な太陽電池で覆うことができるようになれば、化石燃料の使用を大幅に減らすことができると期待される。

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ゴミの炭素繊維を混ぜ、透水性と強度を両立させたコンクリート舗装道路

廃棄された炭素繊維(カーボンファイバー)をリサイクルして透水性コンクリートに加え、強度を高める舗装方法。透水性コンクリートは、雨水を道路下の地面に浸透させることができ都市圏における洪水の制御に有効である反面、強度面で課題がある。そこで、超軽量で強度に優れるが、生産量の30%が廃棄処分されてきた炭素繊維を、透水性コンクリートに混ぜることで、通常のコンクリートと同等の強度を実現した。ボーイングの製造工場から出た炭素繊維のゴミを再利用している。

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