オーストラリアに建設された、溶融塩の蓄電システムを使った世界最大規模の太陽熱発電所。従来の太陽熱発電は、夜間は発電せず、天候によって発電量が左右される点が課題だが、この太陽熱発電所では昼間に発電して電力を貯蓄し、日没後も溶融塩のバッテリーに貯めておいた太陽エネルギーを使用できる。これにより、バックアップ用の化石燃料を使用せずに、有害物質も排出せずに、化石燃料や原子力のような安定した電力供給が可能になる。