所得によって価格が変わるレストラン「Everytable」
住む場所や所得によって食べるものが変わってくるという事情を踏まえて、ロサンゼルスのセルフ式レストラン「Everytable」は、同じメニューを高所得層が住む地域では高めの価格で提供し、逆に貧しい人々が暮らす地域ではより低価格で提供するというシステムを開始した。金額の違いがあっても、その地域に住む人々にとっては求めやすい価格であり、所得に関わらず栄養価の高い食事ができる機会が等しく与えられている点で平等なシステムだ。
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住む場所や所得によって食べるものが変わってくるという事情を踏まえて、ロサンゼルスのセルフ式レストラン「Everytable」は、同じメニューを高所得層が住む地域では高めの価格で提供し、逆に貧しい人々が暮らす地域ではより低価格で提供するというシステムを開始した。金額の違いがあっても、その地域に住む人々にとっては求めやすい価格であり、所得に関わらず栄養価の高い食事ができる機会が等しく与えられている点で平等なシステムだ。
シリコンバレーのスタートアップ企業・Matrix Industriesが世界初となる体温で発電するスマートウォッチ「MATRIX Power Watch」を開発した。このスマートウォッチは腕に装着しておくだけで人間の体温を利用して発電でき、充電する必要がない。クラウドファンディングのIndiegogoで予約注文を受け付け、調達目標金額を達成した。
米Adobe社が提供しているPhotoshop(フォトショップ)が、米サンディエゴで開催したAdobe MAX 2016の中で、全く新しい「音声版のフォトショップ」を発表した。「Voco」と名付けられたこのプロジェクトは、録音したスピーチ音声をそのまま音声認識技術を用いてテキスト化するだけではなく、そのテキストの単語の順番を入れ替えたり、新たに付け加えたりして自由に編集し、スピーチを作り上げることができるようだ。
2014年1月にイギリスで生まれたヴィーガンサポートコミュニティサイト「Veganuary」への登録者が急速に増えている。「Vegan」と「January」を掛け合わせているVeganuaryは1月から1か月間だけ、おためしでヴィーガンになることを呼びかけている。サイトの登録者の半分は英米人が占めているが、190カ国もの国からのユーザーがいる。登録者には定期的にメールが届き、ヴィーガンの実践方法を教えてくれる。
ロンドン発祥のWinnow(ウィノー)というスタートアップ企業が飲食店向けのB2B型食料廃棄モニタリングソリューション「Winnow Solutions(ウィノー・ソリューションズ)」を開発した。2013年から現在まで、30億円以上のコストが削減され、現在39,000tの二酸化炭素排出の削減に成功。飲食店側が食品を捨てる際、タブレットで食料の種類や廃棄の理由を選択するとゴミ箱が廃棄する食材の重量を計測してくれる。
自然との共生がテーマのバリ島のPotato Head Beach Club内にゼロウェイストのレストラン「Ijen(イジェン)」が誕生。店内のフロアからメニューまでのすべてがサステナブルなリサイクル素材で作られている。食材はシェフによって厳選されていて、ヴィーガン(ビーガン)やベジタリアンメニューも豊富。食材の廃棄はオーガニックと非オーガニックに分けられ、「地元の豚の飼料」または「Ijenの敷地内でコンポスト」される。
ドイツのスタートアップ、Taqanuはフィンテックの活用により、身分証明書やパスポートすら持たずに祖国から避難してきた難民の人々が、デジタルIDを取得することで移住先でも銀行口座を開設できるサービスの実現を目指す。賃貸契約をともなう居住地の確保や賃金の受け取りなど、安全に生活し、経済活動に参加するために、様々な場面で金融サービスへのアクセスが必要となる。また、盗難や紛失の危険性のある現金で全財産を管理する暮らしが改善される。
オーストラリアの医療施設、Chris O’Brien Lifehouseは、Samsung AustraliaとStart VRとの連携の下、VRヘッドセットの利用で患者のストレスを緩和するプロジェクトを開始した。化学療法の合間、患者は医療スタッフのサポートの下でVRヘッドセットを装着し、ベッドの上で多様なアクティビティを体験する。スカイダイビングやシュノーケリング、動物園でコアラと触れ合ったりと、選択できるコンテンツは多岐にわたる。
ウクライナのスタートアップ、Passive House Ukraineは、エネルギー供給網による立地の制約を受けず、思い立ったその日から住みたい土地に設置して暮らし始めることのできるコンパクトなモバイルホーム、PassivDomを生み出した。PassivDomは3Dプリンティングにより作られた家だ。あらかじめ工場で生産され、倉庫で保管されるため、注文から竣工まで長期間を要する注文住宅とは違い、地域によっては注文後即日納品が可能となる。
家庭で出る生ゴミを簡単に、無臭で堆肥に変えてくれるゴミ箱Taihiがイギリスの一人のデザイナーによって開発された。ゴミの分解途中で出た液体を植物の肥料として利用できることに加え、家庭で生ゴミの処理を行うことで埋め立て場での処理が不要になるので、メタンガスや運搬コストの削減にもつながる。温室効果ガスの排出、莫大な金銭的負担が伴うゴミの排出の問題に、日本の「ボカシ肥」のプロセスを用いてアプローチしている点が新しい。