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ブロックチェーン活用でカカオ農家を直接支援できるチョコレートバー「The Other Bar」

The Other Barと呼ばれるチョコバー。購入者は、ブロックチェーンを通じてカカオ農家に直接トークンを送ることができる。これまでお店でチョコを買っても、その価格のわずか3%しかカカオの生産者に支払われていなかったので、P2Pで直接農家を支援しようという発想だ。現在フランスやドイツ、アメリカなど一部の国への発送のみ対応しているが、テクノロジーの活用で消費地に関わらず生産者を支援できるというのは、これからのビジネスで重要な考えとなりそう。

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包装しない食料品を値下げする店にインセンティブを与えるイタリアの法案

イタリアの連合政権が提出した、包装なしで販売する食料品等の値下げを促すために、店主に金銭的インセンティブを与える法案。包装なしで販売される食料品や洗剤、量り売り用のディスペンサーや再利用可能な容器で販売される飲料・シャンプー等の液体物を、各店の店主が値下げすることを想定した。他にも、公共交通機関のシーズンチケットの販売、ハイブリッドスクールバスへの投資、都会の森林再生計画、学校での環境保護キャンペーンについても議論している。

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電気機器を参加者自身が修理する、ファブラボ世田谷の「リペアラボ」

参加者自身が壊れた電気電子機器を修理するワークショップ。無料で貸し出される場所と工具を使って、熟練エンジニアのアドバイスを受けながら、参加者自身が修理することで、自分でなんとかする力とモノを大切にする心を養う。スマホやパソコン、家電などの電気電子機器のゴミ、Eウェイスト(電子廃棄物)。世界では毎年約5,000万トンのEウェイストが発生しており、2050年までに3倍近くに増えると言われる中、リサイクルではなく、自分で電子機器を直せる人を増やすのが狙い。

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デンマークのカールスバーグが開発する、紙製飲料ボトル「グリーンファイバーボトル」

ペットボトルの代わりにカールスバーグが開発した紙製ボトル。現段階では、内部にリサイクルPETポリマーを使用したものと、100%バイオベースのPEFポリマーを使用したものの2種類がある。完全にリサイクル可能で、たとえ投棄されたとしても自然の中で生分解される。また、原料である木材を、植林と収穫した分と同じだけ植林する林業業者からのみ調達していることからも持続可能性が高いとして注目されている。

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リンゴの皮から作られたSAMARAのレザー財布コレクション

リンゴの皮を使用したレザーのミニ財布。革製品で犠牲になる動物を減らすために作られた「ヴィーガン」なレザーの多くは、塩化ビニール(PVC)やポリウレタン(PU)といったプラスチックの材料で作られており、環境の観点で見ると持続可能とは言えない。そこでカナダのファッションブランドが、大量に廃棄されるリンゴの皮に着目した。収益の一部は、東アフリカの電気がない場所に住む子供たちのための、ソーラーパネル式ライトがついたバックパックの寄贈に使われる。

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人をつなぐアップサイクル。レースアクセサリー店「コレット・バルセロナ」

使われなくなった素材を、現代に合わせたデザインのアクセサリーとして蘇らせる、スペイン・バルセロナにあるアクセサリー店。古いテーブルクロスやウェディングドレスからレースを切り取り、ノスタルジックながらも現代のファッションにも合わせやすいデザインのアクセサリーを制作・販売している。色染めの際には、近くの森から葉や果物を採取した天然染料を使用。過去と現在、街・地域・国といった距離を超えて人々を繋ぐ。

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車ナシ生活をおもちゃで表現。無料パス提供キャンペーン「30,000 cars」

スウェーデンの西部公共交通機関Västtrafik(ヴェストトラフィック)が行った、2週間限定でバス・電車・フェリーなどを利用できるフリーパスを地域に住む3万人に提供するキャンペーン。「30,000 cars」と呼ばれる今回のキャンペーンでは、3万台のおもちゃの車を並べることで、交通環境の現状と、フリーパスを使って車の代わりに公共バスを利用した時のインパクトを視覚的に伝えるインスタレーションがつくられた。

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再利用プラスチック製HIV自宅検査キット「CATCH」

誰でも自宅で簡単にHIV診断ができる検査キット。アフリカなどのHIV関連の病気が蔓延している地域では、HIV検査のできる病院が不足していることで、早期発見できていれば助けられた人たちがHIV関連の病気で亡くなっている。自宅で検査できるようにすることで、HIV感染者の早期発見や治療につなげる。検査は3ステップで完了し、直観的に使用できるようにデザインされている。商品の一部にリサイクルプラスチックを使用することで、環境負荷も減らす。

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廃棄予定の麦わらから洋服をつくるフィンランドのエネルギー会社「Fortum」

小麦畑では収穫のあと、残った麦わらのほとんどが廃棄されたり、畑で燃やされたりするが、フィンランドのエネルギー会社Fortumと、エコな繊維技術開発で知られるSpinnovaが、世界初の麦わらをつかった衣服を開発。ニットTシャツやジャケット、スカートなどをすでに発表済み。有用な “廃棄物”を衣服にし、しかもそれをエネルギー会社が仕掛けている。

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集めた生ゴミから生成した天然ガスで走るゴミ収集車

カナダの最大都市であるトロント市内全域で行われる、ゴミ収集車が集めた有機廃棄物から燃料を生成し、その燃料を使ってゴミ収集車を走らせる試み。トロント市はガス会社と提携し、有機廃棄物から生成されたバイオガスを、再生可能天然ガスへと変換する機器を導入する。このシステムが完全に稼働すれば、推定9,000トンの二酸化炭素の排出が削減される。トロント市内の170台のゴミ収集車が、天然ガスと再生可能天然ガスを混合したもので運行される予定。

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