ヴィーガンレシピ「ブイクック」創設者・工藤柊さんが目指すもの
現在SNSを中心に発信されているヴィーガンレシピ「ブイクック」代表の工藤柊さん。自身の欧州訪問で感じた、日本におけるヴィーガンの受け入れられにくさや選択肢の少なさから、誰もがもっと楽にヴィーガンを始められるように、と2019年7月にヴィーガンレシピのサイトをオープン。クラウドファンディングでレシピ本を出版するなど、日本国内でもヴィーガンを選択できるカルチャーの普及に努めている。
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ホームレスの人々を雇う古着屋カフェ「1ofaKIND」
店員の全員がホームレス、財源は全て個人からの寄付、である古着屋1ofaKINDは、香港の慈善団体ImpactHKがスタートした新たな事業。日々大量に埋め立てられる洋服と、コロナウイルスの影響で深刻化するホームレスの増加を受け、サーキュラーエコノミー 型の古着屋をオープン。併設のカフェでは困窮している人々へ無料で食事や飲み物の提供も行うなど、香港の人々の暮らしをサポートする取り組みを行なっている。
スペインの特別養護老人ホームがパッシブハウスに変身
ドイツパッシブハウス研究所の認定基準を満たす省エネルギー住宅「パッシブハウス」は、建物の機能や熱交換器による空調のみで、欧州で一般的なセントラルヒーティングの冷暖房を使わないことで親しまれている。設計を行ったのは、マドリードのデザインスタジオCSO Arquitectura。コンポーネントはバルセロナで作られ、現地まで運ばれてから実際の組み立てに要した期間は、わずか1週間。建設にかかるコストと時間を削減し、廃棄物を最小限に抑えている。
ステイホームでマイルが貯まる。感染防止に協力するタイ国際航空
コロナ禍にてタイ国際航空がSTAY HOMEを促進しようとキャンペーンを始動した。参加したい人は、専用のアプリをダウンロードし、地図上で自宅の場所を設定。自宅から半径100メートル以内にいれば、1マイルが貯まり、100メートル以上離れると、システムが一時停止するという仕組みだ。キャンペーン終了後、申し込みフォームに記入して提出すれば、マイルがアカウントに加算される。ステイホームを促しながら、新型コロナ収束後も同社を顧客に使ってもらうための繋がりをつくることができるGoodアイデア。
大量発生した海藻からバイオ燃料や肥料をつくる。英大学の研究
大量繁殖した海藻は、海洋生態系や漁業、観光産業に影響を与えることがある。英エクセター大学とバース大学は共同で、カリブ海と中米のビーチから海藻を回収し、バイオ燃料や肥料の生成に使用する研究を行った。酸性と塩基性の触媒を使用し、海藻から取り出した糖をパーム油の代替品を生み出す酵母を養うのに使用。残りの海藻を水熱液化と呼ばれる処理方法で高温高圧にさらして、低コストの肥料や燃料に加工できるバイオオイルに変換する。このプロセスではビーチで収集されたプラスチックも一緒に変換が可能である。
社会的距離を保ち、地域経済も支える。NZのバーチャルなショッピングモール
新型コロナウイルスの感染拡大防止策の一つであるファカタネ・バーチャルモールは、ニュージーランド国内初の試みとなるバーチャルショッピングモール。飲食店のデリバリー注文から、洋服や家具のショッピングまでを一つのプラットフォームで行うことができ、開店から約1ヶ月経っても大きな役割を果たしている。店側も、ここに出店することで地域の利用者の集客につながり、特に小さなローカルビジネスではサービスに支えられ最悪の事態を免れている。
100％追跡可能な香港のサステナブルデニム「Denim Reimagined」
Levi'sと香港のアップサイクルファッションブランドThe R collectiveが共同開発した『Denim Reimagined』は、QRコードの印刷されたラベルが付けられている。ここから、両社が今回のコレクションの製造過程で二酸化炭素排出量をいかに減少させたかや、持続可能なアプローチを取るため何を行っているかなどの情報にアクセスすることができる仕組み。過去に製造されたLevi’sのデニムを再利用して制作されている点も特徴だ。
どこでも清潔な水を。太陽光を使った携帯用手洗いシンク「GoSun Flow」
アメリカに本拠を置くGoSun社が、太陽光を使った携帯用手洗いシンク「GoSun Flow」を開発。製品にはソーラーパネルが統合されており、フィルター、ポンプ、パワーバンク、ホース等が入っている。これらが水をろ過し、手洗いシンクやシャワーなど、清潔な水の供給源として機能する。大きな災害がしばしば起こり、清潔な水の大切さと丁寧な手洗いが注目されるいま、電源も燃料も使わずに、太陽のエネルギーのみで使用可能な製品に期待されている。
パンを売るかわりに、パン作りキットを宅配。米人気ベーカリーの業態転換
米カリフォルニアに店舗を構えるベーカリー「Mr. Holmes Bakehouse」がパンの販売を停止して、パンの手作りキットのECビジネスに切り替えることで新型コロナウイルス感染拡大に伴う窮地を乗り越えようとしている。同社では、パン以外にも様々なレシピを作れるセットを販売したり、メールマガジンの配信をしたり、従業員の雇用を守りながら、ユーザーにパン作りに魅力を感じてもらうことを目指している。
クオリティと遊び心でファッション業界を導く「Kings of Indigo」
ファッションブランド「Kings of Indigo」では、昨今の深刻な環境問題の改善に向け、サステナブルな製品づくりに取り組んでいる。創業者のトニーさんは、環境負荷の少ない製品づくりを行うと当時に、遊び心あるデザイン性にもこだわっている。取材では、人にも環境にも良いものづくりやその使用を他のブランドや消費者にも呼びかけながら、その必要性と将来性について語る。
