英国ダンディー大学の研究者が「GROW Observatory(成長観測所)」という市民参加型の土壌観測プロジェクトを実施した。研究者は土壌に差し込むY字型の装置を人々に無料で提供し、装置が集める土壌のデータを利用して世界の食料需要に対応する方法を探る。Y字の装置が集めた情報は、市民科学者たちのスマートフォンアプリに送られ、その後データベースに送られる。庭好きな人の緩やかなネットワークが、食料需要の課題の特定や解決につながっている。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。