医学博士・メディアデザイン学博士の浅田氏が開発した「色のシミュレータ」は、写真を使って色弱の人々の視覚体験を模倣する無料ツールだ。写真から4つの色彩が選ばれ、色覚異常をシミュレートする。左上が元画像で、他の3枚は色弱の見え方を表している。このツールを使って、さまざまな画像で色弱の視覚差異を比較することができる。アプリを使うことで公共のマークや街の広告、自分の作ったデザインが「色弱の人にも認識しやすいかどうか」という視点が生まれる。
リサーチャー, Vienna
イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。欧州在住フリーライター。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。趣味は旅行・油絵・書道・犬の飼育・ワイン(飲酒)。